ダッシュエックス文庫DIGITAL 元勇者は静かに暮らしたい 2

著者名：こうじ【著者】/鍋島テツヒロ【イラスト】

集英社（2020/06発売）

• ISBN：9784086313681

内容説明

勇者を辞めて第二の人生を始めたノエル・ビーガーは、ハノイ村で村長兼領主となった。初めての経験に戸惑うも、サラ達の助けもありなんとかこなし、まずは、村の建物修理と道の舗装が必要ということで、シュヴィアの王都にある土木ギルドに向かったノエル。そこで、一流の建築士アムール・ドラッガーに出会って依頼することになるのだが、そんなアムールは自分でつくった商会を追い出されてしまったらしく……??　そして、村に、聖国より派遣されたシスター・シンシア、錬金術師のジャレットがやってきて、より賑やかに!!　さらには、統治する領内にダンジョンが出来てしまい大騒動!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[真白優樹]

まずは村の建物の修理から始めようと土木ギルドに向かったら追放された建築士の青年と出会ったのを皮切りに、領地を次々と騒動が襲い新たな仲間が出来る今巻。―――事情がある人大歓迎、ここはそんな場所なので。　ノエルの周りに何故か事情のある者達が大集合したかと思えば領内にダンジョンが発生したり隣の領地から助けを求められたりと七転八倒な大騒動に巻き込まれる巻であり、それぞれ一芸を持つ仲間達が出来て一気に世界が広がり領が発展していく、騒がしい日常が面白い巻である。果たして領の日常の先とは。 次巻も須らく期待である。

2020/06/26

[ロックⅡ世]

主人公ノエルの故郷ハノイ村の復興と次々とやって来る訳アリな人達。この村は追放者や悲惨な目に遭った人達の行き着く村と化しているような…。他、貴族のトラブル、ギルドの立ち上げ、ダンジョンの申請などやる事がいっぱいなのは良いのだけど、どうしても気になってしまうのが作品としての流れ。悪くはないのですがトラブルを抱えた人が村に来る、翌日問題のある方と面会し成敗する。と言った因果応報の事後報告の繰り返しなので、盛り上がる部分がほぼないのです。またノエル側も被害者の話を聞くのがメインになっていて目立つ行動もなく

2024/01/05