講談社文芸文庫<br> 幕が下りてから

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

講談社文芸文庫
幕が下りてから

  • 著者名:安岡章太郎【著】
  • 価格 ¥1,463(本体¥1,330)
  • 講談社(2020/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061961098

ファイル: /

内容説明

「悪い仲間」「陰気な愉しみ」で芥川賞を受賞、「海辺の光景」で野間文芸賞、芸術選奨両賞を受賞した著者が、新たに挑戦した長篇秀作。敗戦による価値の混乱と青春の惑乱を共にした、一主人公の「やましさ」の根源を、底深く洗いただし、極めてモラリッシュな文学世界を創造した長篇。毎日出版文化賞受賞作品。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅん

10
本作について「とてもつまらなかった」と書いている人がいて驚いた。自分はこれを「普通に面白い小説」だと思ったから。おそらく、私は安岡の小説をここ1,2か月で4冊読んだので、母の精神異常と死で『海辺の情景』を思い出し、先輩作家の妻との姦通で『月は東に』を想起する。そうしたわかりやすい主題以外でも、あらゆる細部が安岡の他の小説群と呼応するから、刺激を受けて楽しくなるのだろう。となると、細部をつなぎ合わせて読解する「テマティズム」は、知的に洗練された遊戯というより、誰しもが無意識で行っている読み方なのだろうか。2022/09/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1304266
  • ご注意事項