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内容説明
激動する「今」を、冷静に見すえ、生き抜くためには、「歴史は繰り返す」の原点たる古代へ! 神武天皇、穴穂部王子、蘇我入鹿、坂上田村麻呂、空海ら、7人の政治家、軍人、宗教家のロマンに満ちた生涯をとおして、古代日本の世界を鮮やかに照射する、古代史通作家による、力作人物評伝集。古代日本の巨人たちの事蹟を新視点で活写!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TheWho
11
SF作家の大家の著者が、1979年から1989年の10年間に種々の歴史雑誌に書き綴った古代史に異彩を放った神武天皇、穴穂部皇子、蘇我入鹿、金庾信、坂上田村麻呂、空海、高岳親王ら7名の生涯を1冊に纏めた歴史読本。面白いのは、解説で古代史学者の安本美典氏が、神武天皇、穴穂部皇子、蘇我入鹿の記述に異論を述べている所だった。これも記紀解釈においての物議が本著でもアリアリとしている。残念ながら著者の記紀解釈には肯定できない点もあったが、古代史を鮮やかに彩った人々の世界観を堪能できた一冊です。2017/06/09
Gen Kato
0
再読。「愛宕神=仇子」とか、蘇我蝦夷の行動を騎馬民族の選帝会議になぞらえたところなど、興味深かった。高岳親王の話も初めて知った。あと、嬉しかったのは解説が安本美典先生だったことですね。2014/06/06