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内容説明
少年てっちゃんが笑わせます、泣かせます! 昭和の時代、家族はこんなに愉快だった。感動ノスタルジー! ――てっちゃんの家は、茅ヶ崎の海岸近くにある、ごくふつうのサラリーマン家庭だ。都内のメーカーに勤める父と、母と兄二人と姉。ふつうじゃないのは、なぜかいつも大勢の客人たちが押しかけてくること。泣き虫てっちゃんの家で巻き起こる、笑いと涙の物語。昭和の時代、家庭はこんなに温かくて、面白かった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
195
てっちゃんのご両親の度量の大きさときたら……。凄い。本当に創作ぢゃ無いのだろうかと疑うよ。でも、情景描写なんかがリアリティあってさ。そして後書きを読むに、やはり幼少の頃を描いた自伝(を何らかは脚色したのかな?)の模様。凄いフルオープン。子供目線だから、そう見えているだけという事もあろうと思いますが、みんな利用して行くんだよねー。それでも大らか。過ぎる。どんな人生訓を持っているのだろうか。あれですよね。毎日を楽しく過ごす。その積み重ねが、幸せな人生に繋がるんですよね。( ¨̮ )。2022/02/02
ヨノスケ
10
この本を読んで湘南の海を見たくなった。作中に出てくる『烏帽子岩』やてっちゃん達が名付けた『大島クジラ』を一日中眺めていたい、そう思った。てっちゃんの家族はみんな明るくて暖かい。この本は私たち読者を大らかな気分へと導いてくれる、笑いあり感動ありの素晴らしい作品であった。2022/09/03
マシンガン
5
季節に誘われてまた読んでしまった。人情と、風景と、風や湿度...五感を緩めて楽しんだ。何度も読みたくなるのは、何度読んでも飽きないのは、てっちゃんの家にやって来る有象無象の憎めない珍客たちと、自分もきっと同類なのだろう。2016/05/24
マシンガン
4
我が夏のバイブルをまた読む。この読後感がたまらない。今回は日出子の言った言葉「寿命」について、森画伯が解釈を聞かせる場面が印象的だった。そして、明との馴れ初めを訊かれた日出子のかわし方もイイ。2023/08/02
しん
4
今から約50年以上前の茅ヶ崎の小学生、てっちゃんの物語。お客さんと言うより、居候のような人達の絶えない家族の物語と言っても良い。どこかしら懐かしい香りがしそうな家族や茅ヶ崎の町の様子が、とてもいい感じ。茅ヶ崎に住むようになったから出会えた本だと思います。2011/06/02