日本経済新聞出版<br> アジア資本主義 危機から浮上する新しい経済

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日本経済新聞出版
アジア資本主義 危機から浮上する新しい経済

  • 著者名:小平龍四郎【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 日経BP(2020/06発売)
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  • ISBN:9784532358587

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内容説明

コロナ禍に見舞われた世界。だが、アジアが世界経済を牽引するトレンドは変わりはありません。2050年には世界の国内総生産(GDP)の約5割を占めるとようされています。ファンド資本主義の繁栄、共産党キャピタリズム、日本の先を行く様々な改革--。成長への期待で多くの企業と投資家を引きつけるこの地域は、さまざまな価値観が交錯する混沌の場でもあります。欧米の経済常識を飲み込み消化するアジアの多様性から、新しい資本主義のかたちが浮かび上がります。それこそがアジア資本主義です。

本書で考える「アジア資本主義」を構成する要素は次の4つです。
I 受容性(市場原理を受け入れる)
II 折衷性(伝統・文化と折り合いをつける)
III 競争性(個性を主張する)
IV 拡張性(多様性が広がる)

「受容性」「折衷性」「競争性」「拡張性」――これらの要素を総合した「アジア資本主義」とは何かの解を明らかにします。

筆者はアジアの価値観や経済の仕組みが、世界均一の尺度という意味でのグローバルスタンダードになるとは考えていません。20世紀が米国の世紀であったのと同じように21世紀がアジアの世紀になる可能性は大きくないでしょう。ソ連崩壊によって世界で唯一の超大国となった米国の覇権が、簡単に消えていくとも思えません。資本主義のかたちも同じで、アングロサクソン型の市場原理主義も消えることはありません。しかし対抗軸は必ずあらわれる。それが「アジア」なのです。

目次

序章 アジア発、新たな資本主義のかたち

第1章 アジアを動かすファンド資本主義

第2章 共産党キャピタリズム--マネーは中国を目指す

第3章 市場型ガバナンスの実験室

第4章 ソーシャル・キャピタリズムの芽生え--ESGマネーの奔流

第5章 モザイク・パワー--台頭するフロンティア市場

第6章 ユーラシア経済圏を取り込む--欧州の思惑

終章 レッセフェールを制御する

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

奈良 楓

12
ファイナンスという面から見たアジア。アジアに学ばねばこのまま負ける、という現実はよくわかりました。中身は日経新聞の記事の羅列のような文章が続き、あまり面白みが感じられない本でした。2020/11/20

nimuny

0
現在のアジアの立ち位置を理解する上で参考となる本。2021/05/01

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