日本経済新聞出版 働き方改革で 伸びる女性 つぶれる女性

著者名：東谷由香【著】

日経BP（2020/06発売）

• ISBN：9784532323455

内容説明

「働き方改革」とともに推進される「産休・育休」「時短」「女性管理職登用」――すべて「勘違い」の宝庫である。誰が勘違いしているか? 法・制度をつくる国、それに従おうとする会社・雇い主、そして、働く女性自身である。

女性が仕事を持ちキャリアアップしていくことはもう当たり前。しかし一方で、女性が働き続けようとすると、未だに様々なハードルにぶつかるのもまた現実である。

育児と両立できずに仕事を辞めざるを得ない人。
非正規で働きながら「がんばっても先が見えない」という苦しさを感じている人。
正社員でも、「会社の方針が旧態依然としていて、思うように仕事ができない」とストレスを抱えている人。

本書は、人材育成インストラクター歴25年、5000人の研修に携わってきた女性向けキャリアアドバイザーが、研修で出会う女性達から寄せられる悩みも踏まえ、働く女性の先輩として、新しい時代の女性の働き方をやさしくアドバイスするもの。
結婚、子ども、昇進、やりがい……「どうせ私なんかには無理」と勝手に決めつけて、自分で自分をあきらめてしまうのは「もったいない! 」。自分の長所に気づき、能力を活かして、もっと充実した幸せな人生を送るために、やりがいのある仕事を持つことの大切さ、どうすればそれができるのかを、「働き方改革」の上手な活用と実践をヒントに具体的に解説。「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために知っておきたい知識もふんだんに盛り込みながら、「幸せな人生」を目指して頑張る女性を応援する一冊である。

目次

はじめに　焦って、選んで、あきらめていませんか？

　Ｉ　働き方改革、本当に理解してますか？
第１章　「女性活躍推進法」で、女性は活躍できるようになった？

第２章　残業ナシで仕事が楽になる？

第３章　育休制度で、仕事にも育児にも無理なく頑張れる？

第４章　正社員はクビにはならない？
　　
第５章　福利厚生の手厚い会社はいい会社？

　II　女性管理職って、本当にやらないほうがいいもの？　　
第６章　なぜ女性は管理職になりたがらないのか？

第７章　女性管理職が成功するために必要なこと

おわりに　働き方改革は女性の生き方改革

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Tomoko]

皆さんの感想にもあるように、女性だけがターゲットではない。いざというときの力を発揮出来るのは女性ならでは、かもしれない。危機感を持って、自分で考えて、行動出来るか否かで、活躍出来るか(生き残れるか)が決まる。共に働く仲間たちに読んで欲しい！

2021/03/08

[Kuma]

さらっと読めた。とても前向きな意見が書かれているので読む人が読めばやる気になるし、そうでなければ綺麗事と思ってしまうかも。2018年に副業解禁されてたの知らなかった。というか今まで副業禁止されてたのも知らなかった。私の会社は許可がおりれば副業可と規約に書かれているのに、前例がないからか話も聞かずに不可と言われたことがあった。次やりたいことが見つかったら「結論」「なぜ」「詳細」の順にわかりやすく発言したい。人のフリ見て我がフリなおせるよう努力しよう。他人のいいところ、1日1個は見つけよう。

2020/09/08

[ナイメイ]

未来の投資として人脈や考え方を成長できる環境におけるかがカギ。目的をもって行動する。

2021/01/21

[ぶどう]

女性だけでなく、男性にも読んで欲しい一冊。 なぜ女性管理職になることが大変なのか、的確でわかりやすい。 派遣や平社員、主婦など立場は色々あれど前向きにこれからの社会を生きていくための背中を押してくれる本。 管理職になることのメリットも書かれており、前向きな気持ちにさせてくれる。 自分になにができるか、やりたいことは何かを整理し前進していきたい。

2020/11/18

[みきて]

ぼーっとしていてはいけないと痛感。自分の市場価値を高めていかねば。私の職場はまだまだ根性で乗り切る雰囲気があるので、後輩のためにも変えていきたいと思えた。

2020/10/11