新潮新書<br> ヤバい選挙(新潮新書)

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新潮新書
ヤバい選挙(新潮新書)

  • 著者名:宮澤暁【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 新潮社(2020/06発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106108648

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内容説明

政見放送で「放送禁止用語」を連呼する候補者がいた。村民二百人以上が一斉出馬した村長選があった。「死んだ男」が立候補した都知事選があった。「問題候補者」の真の狙いは何だったのか。そして有権者はどんな判断を下したか。屈指の選挙マニアが、半世紀分の資料から発掘した衝撃のエピソードを明かす。国政選挙、地方選挙から「選挙権が剥奪されていた島」の初投票まで網羅した、「我らが民主主義制度」のヤバい事件簿。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

66
都知事選の幽霊候補(本物)とか政見放送で放送禁止用語とかが前面に出されていたので、キワモノ候補を集めた本かと思いきや、選挙の問題点を炙り出しにする真摯な一冊であった。死人が立候補した都知事戦にしても事実は想像以上に真っ黒な選挙戦術であったり、架空転入の実態であったり戦後選挙権を奪われていた島であったりと、様々な事例が例に出されて飽きないし、それが問題意識に直結する構成も見事。それにしても津軽選挙と甲州選挙、名前だけは聞いたことがあるが実際知ってみるととんでもないな。皆さんも大切な一票、是非行使しましょう。2020/12/04

yamatoshiuruhashi

52
自ら「選挙マニア」と称する著者はジャーナリストでもましてや政治家でもない。ただ驚くようなしかし事実である選挙について語られている。戸籍上死亡している候補者が出馬した都知事選にはじまり、村長戦に200名を超える立候補者が出た事件、選挙の前に突如として人口が増える架空転入など驚くばかり。現金が飛び交う「津軽選挙」。そのような事件で裁判にかけられた議員が青少年に与える影響について問われ「子どもにわからないようにしなければならない」と答えたこと。驚くばかりだが地方の濃密な人間関係の中に生活している自分にとって→2022/03/21

hatayan

49
選挙マニアを自認する著者が選挙で起きた奇妙な事象を網羅。地方都市で定数の4分の3の議員が逮捕された議会が機能不全に陥った事例、選挙前になぜか人口が急増する都市、僻地であるがために選挙権を剥奪されていた地域など。終章では、ろう者が立候補する場合の政見放送の取扱で議論があったことを引いて、障がい者の参政権に射程を広げようとします。近年出版された選挙のドキュメントとして泡沫候補を掘り下げた畠山理仁著 『黙殺』が記憶に新しいですが、ニッチな事例を通して民主主義のあるべき姿を著者には追求してもらいたいと感じました。2020/07/22

kawa

32
選挙マニアによる選挙面白読本。「267人もの立候補が出た村長選」「選挙権が剥奪されていた島」(青ヶ島)等、人間社会の愚かしさや可笑しみ話がいくつも…。2022/12/17

おいしゃん

28
前々から政見放送って面白いなぁと思っていたので、「選挙マニア」の著者による、「トンデモ選挙」の数々はどれも興味深ください読めた。2021/07/14

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