SBS:乳幼児揺さぶられ症候群 - 法廷と医療現場で今何が起こっているのか?

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SBS:乳幼児揺さぶられ症候群 - 法廷と医療現場で今何が起こっているのか?

  • ISBN:9784772416764

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内容説明

虐待医学の困難な点は、原因が加害行為であるゆえに司法的な問題とのクロスオーバーが生じる点に外ならず、医学的妥当性の程度については川崎病やその他の病態における状況と変わりがあるわけではない。
医学的な見地から現時点のエビデンスを医師が法廷で提示した後に、そのエビデンスの信頼性をどう評価するかは、医師の手を離れた法学上の問題である。そのような整理をしたうえで、法学上の評価をどうしたら正確に行いうるのかという観点で、法学分野としての現行の事実認定システムの改善を図ろうとするのではなく、法学の門外漢である医師に、医学の門外漢である法学系の人物が延々と仕掛けてくる医学的論戦は、果たして本当に意味のある論戦なのか、単に混乱をもたらすだけのものであるか、冷静に評価する必要がある。
混乱がもたらされることで誰が得をし、誰が損をするのか、本質的なところに我々は着目しなければならない。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろか

6
金剛出版でしかも普通に専門書の雰囲気だが、中身はフィクションとのこと。ブラボーと叫びたくある程、面白い。2019/03/10

ゆうゆ

0
最近、揺さぶられ症候群が本当に虐待の証拠となるかどうかは裁判でやってますね。この本は一応日本人主役で架空ということになっているけど、本当は海外の本を訳しているから、日本の法制度に合わなくて変と言えば変。でもこの問題の争点はしっかり押さえてた。2019/06/30

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