未来IT図解 これからのDX デジタルトランスフォーメーション

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未来IT図解 これからのDX デジタルトランスフォーメーション

  • ISBN:9784844369943

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内容説明

【加速するデジタライゼーション、アフターコロナを勝ち抜くDX戦略】

デジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた企業の対応の重要性は以前から指摘されていましたが、「我々の業界はデジタルには縁遠い」「これまでも成功してきたので、まだ大丈夫」という姿勢の企業も少なくありませんでした。2018年に経済産業省が「DXレポート ~ITシステム『2025年の崖』克服とDXの本格的な展開~」を発表したことで、多くの企業の経営者が危機感を強め、取組みが本格化したといえます。

しかしDXへの取組みにおいて、日本は他の国・地域から水をあけられているといわざるを得ません。米国ではデジタルネイティブ企業が、これまでと異なるビジネスモデルで新しい競争原理をつくりだしています。また、デジタル化と経済成長が同時進行している中国やアジア諸国などは、デジタルを前提として社会システムが成り立っているといっても過言ではありません。

日本の企業は昭和の高度成長期の常識や資産を捨て去ったり、大きく転換したりすることなく平成の30年間を過ごしてしまったために、俊敏性が求められるデジタルの世界で、大きな荷物を背負ったままで戦っていかなければなりません。さらにコロナ・ショックにより、日本企業のDXへの遅れが露呈しました。これからもデジタルの波は止まることなく、ますます強く押し寄せてくることは確実です。今後は業種、企業規模の大小、企業内の職種、役職を問わず、すべての人がDXを自分事として向き合わなければならないのです。

本書は、アナリストとして国内外の取組みを調査分析し、コンサルティングの現場では数々の失敗や停滞に直面しながらDXの推進を支援してきた著者が、DXの基本と考え方、実際の進め方や問題点を整理してわかりやすく説く、すべてのビジネスパーソンが読むべきDXの新しい入門書です。

〈本書の内容〉
■PART1 そもそもDX(デジタルトランスフォーメーション)とは?
■PART2 DXの実践に向けた取組みとは?
■PART3 DXで求められる企業内変革とは?
■PART4 DXをどのように進めるか?
■PART5 DXで変わる これからの社会・企業・ビジネスとは?

〈著者プロフィール〉
内山悟志
株式会社アイ・ティ・アール会長/エグゼクティブ・アナリスト。大手外資系企業の情報システム部門などを経て、1989年からデータクエスト・ジャパン(現ガートナー ジャパン)でIT分野のシニア・アナリストとして国内外の主要IT企業の戦略策定に参画。1994年に情報技術研究所(現アイ・ティ・アール)を設立、代表取締役に就任し、プリンシパル・アナリストとして活動を続け、2019年2月より現職。企業のIT戦略およびデジタルトランスフォーメーションの推進のためのアドバイスやコンサルティングを提供している。10年以上主宰する企業内イノベーションリーダーの育成を目指した「内山塾」は600名以上を輩出。ZDNet Japanにて「デジタルジャーニーの歩き方」を連載中。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

d2bookdd

20
端的にまとまっており、全体感が見渡しやすいと思いました。深く知りたい分野は、自分で勉強するとして、先ずは大きな動向を把握する事に、各項目わかりやすい図で、良い書であると考えます。2022/01/14

Ryo

12
最近DXという言葉が飛び交ってるが、何をしてDXというのかがよく分からず手にとる。なんつーか、DXって範囲広すぎません???RPAからAIからデータアナリティクスまで、データをベースとした社会変革をぜーんぶひっくるめてDXと称している感じ。なので、組織運営からビジネスのやり方、果ては人々の生活までもが含まれてくる。DXが必要とか、DXするとか、DX部隊とか言うけれど、DXってのはもはや「する事」ではなく「やってくるもの」なんだろう。だからDXは対応するものであって、最早行うものでは無いと感じた。2020/07/15

きゃな

8
DX入門編として読むのに最適。「データとデジタル技術を駆使して会社の業務/組織・制度を丸ごと変革する」新しいことを始めるには、今まで培ってきた成功経験や慣習などを捨てる勇気がいる。物の移り変わりが早い現代では柔軟性が必要だと感じた。伝統も大事、でも会社の存続・社会の繁栄のためには新しい手法・考え方を取り入れて試してみること。自社でもDX化が少しずつ進み、空いた時間で他の業務に取り掛かることができたり、人手不足を補えたりと長期的にみたら良いこと尽くし。自分もアイデアを出せるよう日々の業務改善を考えていこう。2021/12/10

Monsieur M.

8
いま(いや、もうずいぶん前から?)話題の、DX。何で「transformation」が「X」になるのか、いまだによくわからない(笑)が、本書を読んで、ひととおり基礎的なことは理解できた、ような気がする。ただ、抽象的・一般論的な話に止まっていたのがやや物足りないところで、具体的な事例、仮想でも具体例があれば、より腑に落ちたというか、イメージできたのではないかと思う。2021/01/18

ぶう

8
DX実現に向けての様々なパターンや、推進組織の構成、推進プロジェクトの進め方まで網羅されており、DXの教科書的な感じの書籍。DXとは何かといった全体感を掴むのに最適な書籍であろう。 これから先、特に重要なのは「IoT」、「AI」、「5G」 の3つだと言うのが筆者の見立てだが、結局はそれらの間を行き交う事になる膨大なデータをから如何にして価値を創出できるかが鍵と言える。いづれにしても「両利きの経営」を実践し、Sカーブを継続的に生み出し続ける企業になれなければ、これからの社会では生き残れないのは間違いない。2020/12/07

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