SDGsが生み出す未来のビジネス（できるビジネス）

著者名：水野雅弘/原裕

インプレス（2020/06発売）

• ISBN：9784295008965

内容説明

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本書は、SDGsの入門書であり、実践書です。SDGsで定められた17の目標を実現するには、ビジネスの力が欠かせません。そして、SDGsへの取り組みがこれからのビジネスには必要不可欠です。本書では、ビジネスパーソンになじみのあるマーケティングの4P（Product、Price、Place、Promotion）とSDGsの5P（People、Planet、Peace、Prosperity、Partnership）を掛け合わせることで、SDGsをどのように事業に組み込めばよいか図解しています。
SDGsは遠い世界のことではなく、身の回りにある問題です。そこで、SDGsについて初めて学ぶという人でも自分事として読めるように、身近な日本国内から海外の事例まで豊富に取り揃えて、イラストや写真を使って解説しているのも本書の特徴です。

目次

表紙
SDGsとは？
はじめに
目次
Chapter01 身近なことからSDGsを考える
SDGsが導く社会とビジネス
2030アジェンダと「5つのP」
17の目標と169のターゲット
SDGsは球体の世界
SDGsと無関係の人は誰もいない
SDGsからビジネスを見つめ直す
Coffee Break 01 美味しく楽しく食品ロスを解決
Chapter02 ビジネスから見たSDGs
GOAL1 貧困をなくそう
GOAL2 飢餓をゼロに
GOAL3 すべての人に健康と福祉を
GOAL4 質の高い教育をみんなに
GOAL5 ジェンダー平等を実現しよう
GOAL6 安全な水とトイレを世界中に
GOAL7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
GOAL8 働きがいも経済成長も
GOAL9 産業と技術革新の基盤をつくろう
GOAL10 人と国の不平等をなくそう
GOAL11 住み続けられるまちづくりを
GOAL12 つくる責任 つかう責任
GOAL13 気候変動に具体的な対策を
GOAL14 海の豊かさを守ろう
GOAL15 陸の豊かさも守ろう
GOAL16 平和と公正をすべての人に
GOAL17 パートナーシップで目標を達成しよう
Coffee Break 02 エシカルな名刺で爽やかにビジネスを
Chapter03 ビジネスを後押しするSDGs
SDGsから見えてくるビジネスニーズ
チャンスとリスク
サプライチェーンの変革
消費者はもう気づいている
生活を豊かにする新たなマーケット
地域課題とビジネス
ビジネスパートナーはNGO、NPO
ビジネスをリードするマーケティング
キーワードは「パーパス」
パーパス経営とパーパスマーケティング
自分たちのパーパスを探そう
クリエイティビティ―に立ち戻ろう
Coffee Break 03 心豊かなライフスタイルの道しるべ
Chapter04 SDGsをマーケティングの4Pに当てはめる
繁栄をもたらしたマーケティング4P
時代と共に変わるマーケティング
マーケティングでよりよい世の中を共創する
マーケティングをアップデートしよう
新しいマーケティングフレームワーク
新フレームワークはこう使う
人を犠牲にしない製品づくり
資源に配慮した製品づくり
平和を実現する製品づくり
心豊かな製品づくり
パートナーと共創する製品づくり
平等な権利を守る価格設定
地球環境に負荷をかけない価格設定
平和を促進するための価格設定
豊かさに貢献する価格設定
パートナーも共に公正な対価を得る価格設定
人に負担のない流通の仕組みづくり
環境に負荷をかけない流通の仕組みづくり
地域の文化を尊重する流通の仕組みづくり
パートナーの豊かな生活を生み出す流通の仕組み
パートナーと共創できる流通の仕組みづくり
共感性の高いコミュニケーションの創造
地球にやさしいコミュニケーションの創造
差別や争いのないコミュニケーションの創造
心豊かなコミュニケーションの創造
パートナーと共創するコミュニケーションの創造
Coffee Break 04 排出したCO2を取り戻すには？
Chapter05 事例に学ぶSDGs×ビジネス
SDGs×ビジネスの取り組みを知ろう
共感、共創を生み出すEC
サステナビリティーを極めたゲストハウス
羽毛に100年の命を贈るサステナブルな仕組み
花と緑で雇用のダイバーシティーを創造
パンダにも人にも地域にも優しいテーマパーク
地方農家と共創して安心できる食材を家庭に
エコファーで高野山のふもとから世界へ
持続可能性の強化でさらに美味しい紅茶を
電気料金の1%を自然エネルギーを増やすために投資
パーパスと情熱を店内POPで表現するローカルスーパー
まちづくりの概念を超えたチャレンジ
日本初のAI 酪農で働き方にもイノベーションが
平和のファッションとしてよみがえる不要な衣服
起業家を増やすことで「いい社会」をつくり出す
顧客と社会の安心・安全を共創
タッチ決済で社会課題を一緒に解決
笑顔とメガネで誰もとり残さない社会を
エネルギーの力で資源循環型社会を実現
倫理観から生まれるカラフルで楽しいコスメ
ローカルグッドを実現するソーシャルグッド事業
おわりに
参考文献＆サイト
著者プロフィール
奥付

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[レモン]

ビジネスパーソンが自社でSDGsをそう取り入れるかを考える手助けとなる本。マトリクス表が載っているので、取っ付きやすそう。SDGsとは何ぞやという初歩的な所も簡単に説明されている。前職で少し関係があったので読んだが、もうちょっと突っ込んだ事例がたくさん載っていれば良かった。銀行のタッチ決済は何もないよりかはマシだが、もう一捻り欲しい。世界最小のミツバチ用マクドナルド店舗が可愛かった。

2021/03/06

[プランクマン]

恥ずかしながらSDGsって何？から入った。既に日本でも多くの取り組みがなされているのに、それに今まで気づけていなかったこと、そして今の世界がこうあるのは仕方ないと、半ば諦めていた自分にも気づいた。 老害的な諦め視点で見て理想論に過ぎない、とか考えるのはやめよう。今より視点を広く高く、未来のために何か出来ることが仕事や普段暮らしを通じてないのか、改めて考えるきっかけにしたい。

2021/01/24

[yutaro13]

お勉強本。

2021/01/24

[Ｑ]

リミテッド ●ミュンヘン、バンクーバー、シドニーは再生エネルギー率100%。日本は再エネ率15% ●世界8人の資産が世界の資産の半分を占める。一般的な収入の伸びは2% ●日本の住宅総数は6242万戸。846万戸が空き家 ●日本の年間プラ廃棄量は32kg ●買うの概念が応援するに近づいている ●社会の課題の解決こそ、企業のパーパス。存在意義 ●合理的より情緒的 ●顧客の満足度と継続→よりよい世の中に。キーワードは価値 ▷理想はわかるが、、現実は？と思ってしまう。そうではいけないんだろうな

2021/01/27

[kanki]

心の豊かな社会を作るには？企業の使命は？これからのビジネスを考えさせられる。

2021/02/01