Spotify - 新しいコンテンツ王国の誕生

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Spotify - 新しいコンテンツ王国の誕生

  • ISBN:9784478108758

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内容説明

スウェーデン発のIT企業が、なぜジョブズの帝国を打ち破れたのか? ストリーミングで音楽の聴き方とビジネスモデルを永遠に変え、ユニコーン企業となったSpotifyとそのCEO、ダニエル・エクのこれまでを明かした、世界初にして唯一の書。2021年、NETFLIXでドラマ化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

73
違法コピー撲滅という大義の下、模索するビジネスモデルの確立と、レコード会社など四つ巴の闘争が本著の見どころ。無料のビジネス化は、現代ビジネスの妙。本著は共同創業者2名のインタービューはないが、FBとの妥協時などにおけるエク氏の心情は知りたいものだ。もう1点気になるのが、Moments開発者2名の静かな退社。新興企業であればヒトの新陳代謝も珍しくはないが、どうにも意味深。その後の両名の動静が興味深い。巨額IPO/GAFAとの対峙/ロビー活動など、今後も周辺は騒がしいだろうが、初心は忘れないで欲しいと願う。2020/10/02

@nk

37
その昔、音楽は作り手と聞き手というシンプルな関係だったはず。そこに売り手、つまり演奏会場やレコード会社が商いを始めた。時を経て、ここ十数年ではWebのプラットフォーマーたちが君臨している。そんな中でもSpotifyは、作り手と聞き手を再接近させ、かつてのシンプルな関係に戻すための場を提供しているように見える。恐らくダニエル・エクは、競合他社のどのCEOよりも音楽を愛する思いが強いのではないだろうか。/私は20代の大半を費したほどに音楽が大好きだ。作りもするし聞きもする。それこそ十数年前、⇒2021/02/07

ミライ

35
スウェーデン発で、今やストリーミング音楽配信サービス世界最大手となった「Spotify」の歴史が、Spotify CEOであり共同創業者のダニエル・エクの辿った道筋をなぞる形で語られる。Spotifyの成長過程ではレコード会社との折衝や、アップルなどの同業種とのライバル対決、ストリーミングに反対する大物アーティストとの対立など様々な紆余曲折があり息つく暇も許されない。一つでも選択を間違っていればここまで成功しなかっただろうなと思われる、ダニエル・エクの戦略・決断は読んでいて非常に面白かった。2020/07/04

kawa

28
日頃、重宝しているSpotfiyの誕生から上場までの10年、2.3兆円の企業価値の生み出した軌跡をドキュメント。レコ-ド会社との熾烈な契約交渉、アップルからの妨害、デイスカバ-・ウィクリ-の革新性(楽しく利用中)、収益性を重視したAIツールによるオリジナル・コンテンツの開発(ちょっと気味悪)等、興味深いのだが、翻訳文とコンピュータ・ソフトウェアに弱いため読みずらい部分は跳ばし読みで読了。具体的なビジネスの型が見えないことや(おそらく非公開)、今後の展望がイマイチ見えないところが不満と言えば不満。2020/10/30

takeのすけ

8
いわゆるサブスクの音楽アプリで有名なSpotifyが創業し現在に至るまでの本。スウェーデンの会社なんですね。それすら知りませんでした。創業者ダニエル・エクは技術者出身。もともと音楽を違法ダウンロードしていた若者がアイデアを糧に会社を立ち上げるのがスリリングです。具体的にはBitTorrentの技術で音楽を合法的に提供するってことだったみたいですね。今や企業評価額2兆8000億円の大企業に。色々勉強なりました。2020/06/29

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