集英社文庫<br> ありふれた祈り おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IX

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集英社文庫
ありふれた祈り おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IX

  • 著者名:村山由佳【著】
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • 集英社(2020/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087441239

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内容説明

秀人とともに日本に一時帰国した勝利のもとに、かれんが現れる。たがいに想いながら、ぎくしゃくしたやり取りしかできない二人。――私たち、もうダメなの? 試練と波乱の恋の結末は!? 累計545万部突破の大人気シリーズ、最新刊にして最終巻。堂々の完結!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ウッディ

131
このシリーズの第一巻を手に取ったのは何年前だったんだろう。ショーリとかれんのもどかしくも、甘いラブストーリーもこれが最終巻。前作から時間が空きすぎて、内容を忘れていたけれど、年上なのに少し天然で泣き虫なかれんとまっすぐなショーリが変わらない佇まいが思い出されてうれしかった。このシリーズを読み始めて、大切な人のために、おいしいコーヒーを入れることができるのが格好良いと思うようになった。シリーズが終わってしまうのは寂しいけれど、いつかまた、最初からもう一度読み直してみたい、香り高いコーヒーとともに・・・。2020/10/18

うののささら

116
ちょっと苦手な村山由佳さん手にとってみた。素晴らしいコーヒー豆のひきたての香りにひきつけられる喫茶店。飲めばカラダの内外から温まり、本を読みながら長居する休日みたいなことを想像してたけど違っていた。大切な人のことを考えるなら自分自身が逃げてないで過去と向き合い責任を負わなければならない。人は誰かに許され過去に折り合いをつけながら生きていかなければならないからな。いい話でした。2020/09/27

yuyu

90
ついに、完結…はぁ、終わっちゃったなぁ。おいコーに出会ってから数十年。ショーリとかれんと歩んだ長い年月。私ばかり歳を取っちゃって…でも、おいコーの世界に入り込めば、あの頃に私に戻れる気がする。いつ出るか?もう忘れちゃったの?毎年この季節にヤキモキして、ついに来たちゃった。一字一句噛み締め、一頁一頁丁寧にめくり、最後まで堪能。こんな素敵な作品に出会えたことに感謝しかない。ありがとう、その言葉しか思い浮かばない。本当にありがとう。2020/07/13

優希

77
ついに完結です。離れていたショーリとかれんが再会したときは、やはり2人は運命で結ばれているのだと思いました。想い合いながらすれ違うせいか、かれんの言葉が痛いです。どうしたら乗り越え、皆が幸せになれるのか考えずにはいられません。ただ、ショーリとかれんには未来がまだ続いているのです。25年も続いていたシリーズですが、2人の完結はそれぞれの心で思い描けばいいのではないでしょうか。2020/07/06

りゅう☆

76
連載開始から25年続いたシリーズ完結編。村山さんがバッドエンドにはしないと公言されてたので安心して読み始めたけど、かれんからの「別れたい?」の言葉にショーリが受けた衝撃が切なすぎて。1人で罪を背負い、結果逃げると思われても仕方ない渡豪。でもショーリだけが傷ついてるわけではない。どうすればこの苦悩とちゃんと向き合い、皆が幸せの道へと辿れるのか?マスター夫婦への謝罪、家族との関係、そしてかれんとの愛を改めて誓い合いウルルの地へ。秀人とダイアンの今後に安心した矢先のショーリに起こった悲劇。村山さーん(涙)。→2023/03/25

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