オレだけが名探偵を知っている

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オレだけが名探偵を知っている

  • 著者名:林泰広
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 光文社(2020/06発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334913540

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内容説明

家族の事故にも社用でまったく連絡がとれない新川昭男。彼が重役を務める会社「ブッシュワッカー」の地下の巨大な迷宮にいるらしい。義弟の秋山がすったもんだの末に、地下迷宮に入ると、昭男など5人の男女の遺体が発見された。そして迷宮の中の密室から、唯一の生存者が発見された。秋山は独自に事件の再検討を行うが……。奇才が仕掛けるトリッキーな罠、罠、罠。真相に呆然となる野心溢れるミステリーの傑作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カノコ

41
「ブッシュワーカー」という会社の地下には、巨大な密室と化した迷宮がある―――絶対的独裁者である会長・座主の命令でその地下に籠った次期社長候補の五人が、遺体となって発見された。地下では一体何が行われていたのか。よくわからなかった…。いかにして地下迷宮に潜入するのか、という物語の前半はまだいいのだが、地下で五人が何をしていたのかというのが語られる段からはかなり読むのがつらかった。殺人の真相も、それまでの文脈が一切無視されている感じがして脱力。この結末だったら、別に中盤の展開とかいらなくない?と思ってしまった。2020/08/16

かおり

30
頑張って読みました。途中、何度もやめようと思いながら、「きっと面白くなるはずだ」と信じて···唖然(;゚Д゚)···裏切られました(ToT)本当にスミマセンが、全然ダメでした。勇気をもって途中でやめることも必要だとわかりました。2020/10/20

geshi

27
名探偵っていったい何なんだ?と作中でも問われているように後期クイーン問題への挑戦、なんだけどミステリとしてはナシかなぁ。前半は絶対に侵入不可能と思われる地下迷宮に入るための話で、巨大な密室に入るための手段がこの物語における「解決法」を示した形。殺人が発見されるのが中盤すぎてからで詳細は描かれず、被害者視点が挟まるのが言い訳のように見えた。意外な犯人を論理的に導きだしている点で「名探偵」ではあるが、手法はミステリの文脈には無くむしろ現実的。正直、この犯人を最後に出されて面白いと思えない。2020/07/03

yumiDON

22
次期社長を巡る「試練」を越える為、会社の地下迷宮に籠る6人の男女。筋書だけなら、デスゲームにもミステリーにもサスペンスにも取れそうな印象だが、どの要素も少しずつあり、どれでもないかなりクセのある作品です。ミステリー好きとしてつい気になってしまう地下迷宮で何が起こったのか、犯人は誰なのか、という疑問をスルーされる展開に「へ?」となりつつ、物語がどこに収束しようとしているのか戸惑いながら頁をめくる。タイトルの意味は回収され、あー、そういうこと、と思うが何とも不思議な作品。2022/11/03

二分五厘

18
「いったい何が起きているのか?」会社の都合により、連絡が一切取れず行方がわからなくなった義兄。調べを進める刑事・秋山と天才ハッカー・ドッグスターは、義兄を含む幹部候補五人+名探偵が、ある場所で自分の将来に関わる試験を受けていることを突き止める。会社の外側から秋山達の『開かずの扉』攻略、そして内側・名探偵達の巨大迷宮をめぐる惨劇を交互に描く。なぜ開かずの扉の警備が妙に杜撰なのか。どうして迷宮密室で『そして誰もいなくなった』のか。そして誰が名探偵なのか。期待してた本格とは言いがたいけど、最後まで面白く読めた。2021/01/17

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