内容説明
西部の鉄道で残忍な破壊工作を繰り返す“壊し屋”を探偵アイザック・ベルが追う。〈アイザック・ベル〉シリーズ第2弾!
1907年、高速軌道の開通を急ぐサザン・パシフィック鉄道の建設現場で事故が多発し、多くの死傷者が出ていた。過激派や無政府主義者の破壊工作を疑う社長のヘネシーは全米随一の探偵社“ヴァン・ドーン”に調査を依頼。渡りの労働者の間で囁かれる正体不明の男、通称“壊し屋”の存在が浮かび上がる。捜査を指揮するのは探偵社のエース、アイザック・ベル。全米を駆けまわるベルと“壊し屋”の熾烈な戦いが始まった―。冒険小説の巨人が時代への思い入れをたっぷりに描き出すアクション巨編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
40
カッスラーは昔、「タイタニックを引き上げろ」から始まってダーク・ピットシリーズをかなり読み込んだことがありました。最近はあまり読まなくなっていたものの、この読書メーターでお気に入りさんの書評を見て読んでみようと思いました。1900年代初めのころのアメリカの話で探偵のアイザック・ベルという人物が主人公です。これが第2作目なのですね。また最初の「未完の任務」がどのようにつながるかがわからずそのまま読んでいましたがかなり引き込まれました。まあ悪役は想像がつくのですが、ポーカーの場面が面白く映画にでもなりそうな感2015/03/19
マドロス
29
すっかり犯人を知らせながら、そのことを言及しないので、主人公のベルと同じ気持になって読んでいける。さあ、どうやって壊し屋を追い込んでいこう。下巻へ突入。2016/10/31
Richard Thornburg
7
感想:★★★★★ カッスラー先生のアイザック・ベルシリーズ第2弾! 1907年初頭のサザン・パシフィック鉄道が舞台。 プルマンもまだまだ勢いづいている時代で、豪華車両の車内設備等々で当時の文化も伺えます。 上巻では"壊し屋"が暴れまくりで、挙句にはチームメンバーも血祭りにあげられて、我らがヒーローのアイザック・ベルも裏をかかれっぱなし・・・ ラストで危うく大参事というところで食い止めた事件で、ようやく"壊し屋"のターンは終了かな? ようやく見えてきた犯人像と野望。 ドキドキしながら下巻へ!2015/02/17
中島直人
5
(図書館)読了2019/08/23
かんとり
4
アイザック・ベルシリーズ2作目。 って、列車といい、犯人像といい、大追跡となんら変りなし? うむむむ… 後半に期待だ。^^2019/02/04
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