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内容説明
私たちの「好み」はどのように決まるのか? 行動データから予測できるのか? Netflixへの取材や最新の心理学研究から解き明かす
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐倉
10
個人的な好みと周囲から影響される好み。これらが複雑に入り交じって好きという感覚が形作られている、というように読める。ネトフリの評価システムとレコメンドの関係で語られた「キャプテン・アメリカ」と「ホテル・ルワンダ」は後者の方が高評価になるが再生されるのは前者である、という話が印象的。何か明確 な答えを出してるというわけでもないが、ネトフリやSpotifyのような配信サービス、ビール審査やキャットショーの審査員に取材した話は興味深い。一番印象的だったのは2章。読メに星評価システムが無くて良かった、と感じた。2023/03/08
かわ
8
物理本にて。原注が分厚いからか続きはwebで👆方式で笑った。そのまま検索できる分むしろ有難い。 「好き」とは何か、「良いもの」とは、を専門家との対話を軸にその正体を明かそうとしている...スパッとこれだ!と言い切れる結論には辿り着いていないようだが、徐々に解明されていくといいな。2023/01/21
matsuri
7
「好き」と思うことはどんな脳の働きによるものなのか、という内容。単純接触効果と知覚的流暢性については、体感として分かる部分もありながら改めて説明を読むとなるほどたしかに〜!と思えた。2021/09/18
ハルト
4
読了:◎ 「好きになる」ということはどういうことなのか。客観的に自分の好みを自身で把握するのは難しい。その難しさをさまざまな方法で、行動科学からアプローチして解明しようとした本書。クチコミサイトでの、映画や本や飲食店といった星評価のレビュー。音楽のプレイリスト。美術品の価値。なぜ私たちはそれを好きなのか。評価するのか。そして好きでいるということが、いかに社会的影響を受けるのかが書かれている。「好き」について人はこんなにも無知だったんだなと驚き参考になった。それとタイトルは前のほうが内容にあってたかも。2020/09/17
山のトンネル
3
『好き嫌い-行動科学最大の謎-』改題。2021/04/29