内容説明
デビュー作の絵本『あおぞらリボン』がベストセラーとなった陽子と、新聞記者の晴美は親友同士。
共に幼いころ親に捨てられ児童養護施設で育った過去を持つ。
ある日、「真実を公表しなければ、息子の命はない」という脅迫状とともに、陽子の息子が誘拐された。
「真実」とは一体何なのか。そして犯人は……。巻末に絵本『あおぞらリボン』(文・みなとかなえ 絵・すやまゆうか)を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さてさて
409
『施設の子どもは、存在自体が非常識ってこと?』こんな問いかけから、愛人男性と別れた晴美。自分と同じように施設で一時期暮らした境遇を持つ陽子とは強い絆で結ばれていると信じています。『こう平静でいられるのは、陽子の母性が、自らの境遇ゆえに欠けているからなのか。それとも、境遇ゆえに人並み以上に強く備わっているからなのか』。「母性」に繋がる「境遇」、人が人として生きていく中で、その基本となるべきものがどう形作られるのか、どう形作られていくのか。湊さんが答えを模索されている様子が垣間見えるとても興味深い作品でした。2021/09/07
ミカママ
389
最大の敗因は、全体のプロットが、読み始めでボンヤリと見えてしまったところ。それを差し置いても、読み易さとリーダビリティーはさすがの湊さんであった。どうやらはじめにドラマありきだったようで、上高地で撮影されたというそれは、なにをさて置いても観てみよう。松雪泰子さんめっちゃ好きだしな。2018/06/03
NADIA
210
「夜行観覧車」を読んだ後なので、「イヤミス」度は限りなくゼロに近いように思えた。逆に良い人過ぎる登場人物が多いとも。その所為か、先に読ませるパワーは前回の「夜行観覧車」の方が強かった。ストーリーもラストも印象深いと感じなかったので、既読を忘れてまたうっかり借りてしまいそう(^^;2016/09/29
コロンボ
159
ストーリー展開も結末も湊かなえ作品としては、チョット物足りなさを感じた。最初から、期待しすぎたせいでしょう。絵本の「あおぞらリボン」は、イイ話だった。2016/01/12
ケンイチミズバ
133
想像したものと違いました。事件性の低い、この展開は期待はずれで、過去が解き明かされたこと、わだかまりが消えたラストも、主人公たちに感情移入できないことから、なんとも言いようがありません。私の中では、湊かなえ作品は告白をおいて他にありません。湊かなえらしいパワーが感じられず、刺もなく、意外性もなく、そして補足のように絵本が付いておりましたが、それほど感動作でもありません。残念ですが、響いてくるものがありません。2015/12/08
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