内容説明
マンディはあこがれのアルプスでの登山を楽しみにしていた。だが、雪山で雪崩に巻き込まれ、山歩きは悪夢に変わった。彼女はガイドのレンゾと二人で壊れかけた山小屋に取り残される。はたして救助はやってくるのだろうか？生死のはざまで、二人はたがいへの愛にめざめ、結ばれた。ところがさらなる悲劇が待っていた。山小屋の壁が崩れ落ち、レンゾが谷底に落ちてしまったのだ。彼はもう二度と戻ってこない。一人で救出され二年が過ぎたとき、彼女は新聞で意外な事実を知る。見つかった遺体はレンゾとは別人のもので、彼は生きていた、と。では、なぜ連絡がないの？ マンディは彼の住むイタリアへ飛んだ。■ＲＩＴＡ賞作家、ルーシー・ゴードンの作品をお贈りします。ヨーロッパを舞台にした物語で人気の彼女が、今回はフランスのシャモニーからイタリアのミラノへと、雪山で結ばれた愛の絆の奇跡を描きます。アルプスの美しい自然と共にお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamakujira
2
雪山で雪崩に巻き込まれ、壊れかけた山小屋に取り残される、って導入に山岳小説の匂いを嗅いで読んだことを後悔した。登山ガイドのイタリア人男性と客のイギリス人女性が倒壊寸前の山小屋で愛し合うものの、その後ひとり救助されたマンディは、２年後に死んだはずのレンゾが生きていることを知り、彼の失った記憶を取り戻して結ばれる。典型的な吊り橋効果を成就させる恋愛劇は少女漫画のようで、ハーレクインファンの期待通りなんだろうな。全然ジャンルは違うけれど、お約束のハッピーエンドは、なんか水戸黄門みたいだ。 （★★☆☆☆）2020/08/19
アクアマリン
1
再会。シークレットベービーもの。ヒーローが登山の事故で死んだものと思っていたは、実は生きていた。ヒーローは、事故の怪我で後遺症があり、性格が変わった。記憶喪失もある。ルーシーゴードンのヒーローってこんなかんじ。機嫌が悪い。ヒロインは、シングルマザーで、仕事もしいい人。再会の時、子どもの話をしないでしばらく様子見。私にあわない話でした。 2019/09/15
くろうさぎ
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意外といい話だったなぁ・・・・。2012/09/09
こえん
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再読。前半と後半のヒーローの変わり方が印象的で良かった。ヒーローのお祖父さまの元気な頃が見たかったなぁ。2010/04/30
みろん
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アルプス登頂を目指している女性と、一行を案内するガイド役とのロマンス。舞台が雪山なだけに、思った通りの展開だったけどドラマック。打って変わって後半からのしっとりした流れはかなり好き。2010/04/03
