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内容説明
「1つのグラフは1000の言葉に値する」(ただしその読み方を知っていれば)。175個のグラフから読みとるデータの時代のだまされない基本知識!グーグルやEUで教えるインフォグラフィックスの世界的エキスパートが初公開する誤解させるグラフの全手口。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
35
最近は「FACTFULNESS」等の書籍をきっかけに、思い込みを乗り越え正しいデータが見れるようにするデータリテラシーの本が多数出版されているが、本作はグラフに絞り、グラフの中の誤ったデータを見破る方法を伝授する。グラフはパッと見で数値の比較が把握できるので利用頻度は高いのだが、構成をちょこっと変えることによって簡単に数字を「盛る」ことができるので、非常に危険であり、正誤を判断する能力が必須となる。本書では、選挙や企業の売り上げグラフなどを例に、さまざまなグラフのムジュンを暴く。2020/06/23
ま
33
どんなに恣意的なものでもグラフの形式なら読み手からは客観的に見えてしまう。グラフって便利だけど厄介だ。訳本だけど読みやすかった。2024/02/05
アナクマ
23
トランプ政権などが繰り出す怪しげなグラフにツッコミつつ、正しく読めるようになろうねと説く初級のグラフ講座。◉「数字を見ないと世界はわからない。しかし数字だけを見ても世界はわからない」『ファクトフルネス』から引用するも、貧困は10%に減った→実数で表現したら8億人だ、と読む。ナイチンゲールが作った楔形グラフは知らなかった。説得のための道具だ。信頼できるデータに基づき、適切な推論を行い、視覚で共有したい。◉ところで衝撃的な図は「プールで溺れ死んだ人の数と、ニコラス・ケイジ出演映画の本数」の相関。恐ろしい奴…。2020/07/08
チャー
11
様々な場面で遭遇するグラフの見方が詳しく紹介された本。数字が正しくてもグラフの見せ方で伝える内容は180度変わることも。また、そもそも使われている数字にどの程度の信頼性があるのかをきちんと把握していないと、誤った判断をしてしまう。表示されたグラフを見るときは、出典を気にし、伝えようとしている思想を俯瞰することが重用である。人が最も騙されやすいのは、凝り固まった信念につけこむグラフという点はなるほどと思う。自分の考えを補強する資料にばかり見が行きがちだが、本当のところは…と、一歩引きながら眺めることも大切。2020/08/26
さっと
8
コロナ禍で身にしみたのは客観的な判断基準をもっていかにまともな情報を識別するかということではなかったか(これはちょー難しいw)。日々更新される感染者数が世界レベルで語られ自粛の荒波でどんどん経済活動がとまっていくなかで布マスク配付に国家予算をつぎ込む思考がどこから導き出されたのか。言いっぱなしの国家・マスコミ含む一億総ジャーナリストが垂れ流す自説に都合のよいエビデンスと、それを視覚的に補佐する都合のよい目盛りに沿って都合のよい対象者数で割られた数字が躍り狂った非日常。まったくよい勉強になった。2020/06/21
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