プラスチックのうみ

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プラスチックのうみ

  • ISBN:9784097250579

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内容説明

【ご注意】※作品はレイアウトの関係で、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。タブレット端末、PCで閲覧することを推奨します。

プラスチックごみの海洋汚染を考える絵本。

 いろいろな形の製品を安く作ることができて便利なプラスチックは、1950年代ごろから、わたしたちの生活の中に急速に普及してきました。しかし、このプラスチック、微生物に分解されて自然に還るものではなく、半永久的に存在するので、ごみになったときに大きな問題を生んでいます。
 世界中で毎年800万トンものプラスチックがごみとして海に流れ込み、海にすむ生き物たちを傷つけたり、命をうばったりしています。そしてこのままだと、2050年には、海に漂うプラスチックごみの重さは、海にすむ魚の重さよりも重くなると言われています。
 
 この絵本では、人間が出したプラスチックごみが、どのように海を汚し、海に暮らす生き物に影響を及ぼしているのか、そしてきれいな海を取り戻すにはどうしたらいいのかを、美しいイラストと分かりやすい言葉で伝えます。
 さらに巻末では、様々な角度から、プラスチック海洋汚染について解説し、今すぐわたしたちができることを、一緒に考えていきます。

※この作品はカラーが含まれます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみきーにゃ

91
内容はすごくいいんだけど言い回しが難しく感じる。プラスチックゴミの問題を描いた絵本。2020/10/19

イスタ

59
きれいな青色の表紙に惹かれて。これを読んで、まずグレタさんが思い浮かびました。こんなにプラスチックのゴミを増やしてしまった世代なのに、これからを担う若者たちの方が声を上げている。私も少しでもプラスチックゴミを減らした生活をしていけたら。2020/10/18

とよぽん

52
「みて・・・、 ぼくたち にんげんのせいなんだ。」海に漂うプラスチックごみが自然に分解するまでにかかる時間は、使い捨ておむつ400年、プラスチックボトル450年、歯ブラシ500年・・・半永久的に存在し続ける。最後に「わたしたちにできること」7項目を示している。こんな環境汚染の後始末を子供たちの世代に託していくのは、心苦しい。でも早く行動に移さなければ・・・。2020/09/07

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

39
子供の自由研究の時に、地元周辺の各地の海のゴミを調べた事があったが、プラスチックゴミの多さに驚いた。しかも海流にのってきたゴミなので、中国や韓国のものばかりがほとんど。海の生き物に影響もしているが、東京湾で捕れるイワシの9割はマイクロやナノプラスチックを食べていると。人間のせいでゴミだらけの海。人体へ影響するのも時間の問題かもしれない。2023/04/15

kawa

36
子供向けエコロジ-教育の絵本。シンプルで色鮮やかな絵でプラスチックごみの実態が学習できる良書。太平洋に大きなプラスチックのごみだまりがあることや、プラスチック袋の自然分解が最大1000年かかることなど、恥ずかしながら初知り。ただ、以前に読んだ武田邦彦著「偽善エコロジ-」では、「レジ袋を使わない→ただのエゴ」等の記載で、その運動が特定の人たちの儲けのタネになっているという指摘もある。ごみを出さないという方向には賛成だが、一体何が最善かはちょっと留保だな。2021/07/07

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