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内容説明
近年、他業種の傾向に反して木製家具製造業で、従業員3人以下の事業所数シェアが増大しているのはなぜだろうか。
椅子という商品には、生産や流通をめぐる経済構造に特別な点があるのだろうか。
作り手そして購入者にとっての、椅子の魅力と特性とは何だろうか。
近代椅子の名作、現代日本の椅子作家の作品に触れながら、職人たちの小規模生産が生き残る椅子づくりの世界に多角的にせまる【図版多数掲載】
目次
まえがき
第一章 なぜ椅子クラフツを取り上げるのか
第二章 椅子クラフツ生産はいかに行われているか
第三章 近代椅子はどのように変化してきたか
第四章 なぜ椅子をつくるのか
第五章 椅子に何を求めるか
第六章 生活文化の中の椅子
第七章 椅子の社会的ネットワークはどのようにして可能か
終 章 椅子からみる経済社会
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろべると
6
職人の手によるクラフツ椅子を社会学の観点から多角的に分析。同じ手仕事による作品でも、作者の名が残るアート作品と違い、クラフツ生産による椅子は工藝品としての価値がある。それは鑑賞の対象ではなく、実用に供される生活の美だ。椅子が備えるのは、座り心地としての機能性と、装飾的な芸術性。それだけではない、椅子は人の孤独を癒すだけでなく、人と人とを繋いで社会的なネットワークを構築する結節点にもなるというのだ。どこにでもあるありふれた家具と思いきや、人間社会を裏で支配する闇の帝王のような存在だったのだ。生き残るわけだ。2024/10/11
Hiroki Nishizumi
3
椅子クラフトを題材に経済の回り方やものづくりについて考察する。なかなか考えさせられる。2020/11/29
ゑんがく
1
椅子から社会的ネットワークが生まれるという考え方が、そういう視点で見たことがなかったため面白いなと思いました。
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