図解&設例 原価計算の本質と実務がわかる本

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図解&設例 原価計算の本質と実務がわかる本

  • ISBN:9784502489907

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内容説明

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原価計算は単価と数量を使って製造工程をモデル化すること。その原価数値を全社共通認識で使ってこそ、経営に意味がある。基本を押さえて設例で応用力をチェックしよう。


目次

 はじめに

序 章 本書のねらい
 1 過去から現在までの時間を超えた解釈と理解
 2 1つの企業の部門をまたいだ,共通の解釈と理解
 3 原価計算の本質とイメージ

第1章 原価計算の目的と原価計算基準
 第1節 原価計算が達成すべき主な2つの目的
 第2節 原価計算における諸概念
  1 実際原価と標準原価
   ? 実際原価
   ? 標準原価
  2 その他のキーワード
   ? 製品原価と期間原価
   ? 全部原価と部分原価 ……ほか
 第3節 原価計算の一般的基準
  1 外部報告目的のための一般的基準
  2 内部使用目的のための一般的基準
 第4節 外部報告目的のための原価計算における留意点
 第5節 内部使用目的のための原価計算における留意点

第2章 原価計算の要素
 第1節 原価計算要素の分類
 第2節 費目別計算の実務
  1 材料費計算の実務
   ? 材料費の分類
   ? 材料費の計算方法 ……ほか
  2 労務費計算の実務
   ? 労務費の分類
   ? 労務費の計算
  3 経費計算の実務
   ? 直接経費と間接経費
   ? 間接経費の計算方法の種類 ……ほか
  4 製造間接費の計算実務
   ? 製造間接費の配賦方法
   ? 配賦基準の要件 ……ほか
 第3節 部門別原価計算
  1 部門別原価計算の意義
  2 原価部門の設定
  3 部門別原価計算のプロセス
   ? 部門費の集計(第1次集計)
   ? 補助部門費を製造部門費へ配賦(第2次集計)

第3章 原価の製品別計算―実際原価計算
 第1節 原価の製品別計算のイメージ
 第2節 個別原価計算
 第3節 総合原価計算
  1 個別原価計算と総合原価計算の違い
  2 単純総合原価計算
  3 等級別総合原価計算
  4 組別総合原価計算
  5 工程別総合原価計算
 第4節 予定価格の設定と原価差異
  1 材料に関する原価差異
  2 その他の原価差異

第4章 標準原価計算
 第1節 標準原価計算の内容と目的
 第2節 標準原価計算の計算実務
  1 原価標準の設定
   ? 標準直接材料費の設定
   ? 標準直接労務費の設定 ……ほか
  2 標準原価の計算
  3 実際原価計算の実施
  4 原価差異の把握・分析
   ? 原価差異の把握
   ? 原価差異の分析 ……ほか
  5 原価差異の会計処理
   ? 標準原価の勘定記入法
   ? 具体的な処理方法
 第3節 ABCの考え方
  1 伝統的原価計算の問題点とABCの必要性
  2 具体的な計算方法
  3 伝統的原価計算とABCの比較

第5章 新しい原価計算の視点
 第1節 キャッシュ・フローの視点による原価計算
  1  キャッシュ・フローの視点による原価計算のポイントと実施方法
  2 減損会計における論点
  3 実務におけるポイント
 第2節 部門間調整,評価のための原価計算

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

#26 Kの字

4
製造原価の教科書として、優秀。ただし一定の実務レベルにあれば、改善を期待して読むと、期待はずれかも2023/09/24

RITZ

2
原価計算に関する知識が簿記試験程度しか無いことに気付いたので、肉付けする為に読んでみました。 分かりやすいので、試験勉強をしていた当時に並行して読めていればもっと効率が良かったかも。 良著です。2017/08/19

カラクリ

0
原価計算、特に標準原価計算が何なのか理解するために読んだ。標準原価、原価標準、基準原価など似通った言葉があり、戸惑ったがおおむね理解できた。あとは、知識の構造化を行い、図にて整理すれば知識が定着するので、標準原価計算や、間接費の配賦に関するまとめ図を作成し、ブログに投稿することにする。2016/10/27

rohi

0
原価計算の知識を整理するために読んだ。タイトル通り「本質と実務」に納得感を持てる良書。例えば、様々な製品別原価計算法は根本的には「投入されたインプットをいかにアウトプットに振り分けるか」の違いで、実際そこに着目すれば単純化して整理ができる。実務の点では、補助部門の配賦計算法も実務上は簡便性を優先させ「最も理論的な相互配賦法ではなく、最も不正確な直接配賦法が用いられる場合がほとんど」とあり実務者として非常に納得感が得られる。ルールの説明 だけでなく使い方を適切に指南してくれる。 ★★★★☆(買う価値あり)2021/07/19

登戸ヤスタツ

0
簿記一級の参考本として。前半の原価計算のそもそも話は教科書・論文的な書き口が難解に感じたけど、後半はサラリーマンとしては身近な人事評価的な話も絡めてとっつきやすかったので、ビギナーから原価計算の理解を深めるつなぎには打ってつけの一冊でした。前知識として製造原価計算書から財務3表くらいの話は押さえてから読み始めたのが良かったかな。2018/06/18

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