幻冬舎単行本<br> ぼくは性別モラトリアム

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幻冬舎単行本
ぼくは性別モラトリアム

  • 著者名:からたちはじめ【著】
  • 価格 ¥1,089(本体¥990)
  • 幻冬舎(2020/05発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344036055

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内容説明

日本には、左利きやAB型と同じぐらい、LGBTがいる。世の中は男と女の二択だけではないし、そもそも自分に性があることがイヤな人もいる……。

女性であることに違和感を持ち、「男になりたいんだ!」と思い込んでいた。でもよく考えてみたら、手術をして性別を変えたいわけじゃないし、男性として何かをしたいわけではない……。
あれ?ぼくはLGBTなの?それとも……?

自分はいったい何者なのか。悩み考えた道のりを描いた実録漫画。

第1章男になりたい!
ぼくの現状/胸のこと/名前/好きな服を着たい/薄着がニガテ/化粧ってなんの罰ゲーム?/私?ぼく?/どちらの性別に見られているでShow「/自分の性別に違和感がある」という感覚/違和感はいつから?/女の子ってなんだ?/女の子になろうキャンペーン/消えない違和感/乱暴な口調=男子

第2章ぼくはLGBTなのか?
Q「.LGBT」なのか?/そもそもLGBTって?/広いぞ!トランスジェンダー/手術!とまではいかない/性別モラトリアムで生きているということ/自分の居場所「/女の子だから」への反発/男性嫌悪「/男になりたい」とは/

第3章男になりたい、わけではない…?
なんで自分が女性であることが嫌なんだろう/性があることが嫌…?/書類/性があることが嫌ってつまり…/Aセクシャルというもの/熱量のある絵/お付き合い/いくら説明しても…/「○○らしさ」への固執

おわりに
こんな実録を描いておいてアレですが/特別ではなくて/あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

38
女性として生まれたものの自分の体は居心地が悪かった…男性になりたいと思った…そんな著者の言葉が、制服がきらいで、成人してからはスカートを一枚ぐらいしか所有していない自分にはとてもすんなり染み入りました。そしてその後の作者さんの気持ち。自分らしく。見やすい画でメッセージもとても分かりやすく伝わってきて好感が持てました。自分がすんなりいくところに落ち着くまで色々実験してみていいと思います。2022/02/17

S.Mori

27
自分の悩みを率直に描いた漫画です。作者は女性ですが、男性として生きたいそうでその悩みや葛藤がくわしく描かれています。こういう本を読むと人間の性は固定されているわけでは、絶えず揺れ動いている面のあることが分かります。絵がうまいとは言えないのが残念ですが、自分のような悩みを持った人の救いになれば、と思ってこの本を書いたという作者の優しさに感動しました。2020/08/27

うー

24
LGBTにもしっくり当てはまらない心や感情をもち悩んでいる人たちが居るということを知れて良かった。そうだ、心はそんなに単純ではないよな。2021/02/10

ちいこ

14
最初はとあるゲームのイラストをTwitterで上げられていたのを見てフォローした方。その後、この本の内容に触れるイラストエッセイを読ませていただき、色々考えさせてもらいました。学校の図書室や保健室にこの本があればきっと救われる子供がいるんじゃないかと、個人的には思います。2020/05/31

アズル

11
図書館本。結局、何が言いたいのか、いまいち伝わらない読後感でした。もう少し著者の方が真剣に向き合っているのかと思っていたけど、回りくどい考え方をしているだけで解決の糸口は見つかっていない感じがしました。育った環境で、性の役割をギューギュー押し込まれてしまったのかな、とも思いました。2020/09/08

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