2000年前からローマの哲人は知っていた 怒らない方法

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2000年前からローマの哲人は知っていた 怒らない方法

  • ISBN:9784866512280

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内容説明

<哲人に学ぶ「人類の知恵」シリーズ>

★2000年読み継がれてきた「怒り」と向き合うための必読書!

「あー、もう!!!!」
最近、イライラしてませんか?

突然、列に割り込まれた、
心ない言葉を投げつけられた、
いきなり無茶難題を押し付けられた……

意に反した出来事に「怒り」を抱き、
波立つ感情につい振り回されてしまうのは、
今も昔も変わらない、人類共通の悩み。

およそ2000年にわたり、
多くの悩める人たちの間で脈々と読み継がれてきた、
古代の哲人セネカによる「怒り」と向き合うための必読書。

自らも、当時「暴君」と恐れられた皇帝の怒りに翻弄され、
結果的に命をも落としたセネカだからこそ語ることのできる
「怒り」との向き合い方。

ソクラテスやカトーといった名だたる歴史上の人物から
市井の人々に至るまで、
「怒り」にまつわる具体的なエピソードを多数盛り込み、
哲学書とは思えない読みやすさで
あなたの日々の「イライラ」に解決策をお届けする1冊です。

●「怒り」とは何か
●怒りを避けるには?
●怒りを抑えるには?
●「怒らない子ども」はどうすれば育つ?
●怒りをコントロールする方法
●あなたをイライラさせているものの正体
●限られた時間を無駄にしないために

暴論、虚言、噂、不正、格差……混乱が絶えない時代ゆえに
思わず「わかる!」とうなずいてしまう知恵が詰まった、
「怒れる現代人」のための、とっておきの処方箋!

(目次より)
■第1巻「怒り」とは何か
 ・感情の中で最も恐ろしいもの
 ・怒りが人類にもたらしてきた「悲劇」の数々
 ・怒りがあなたを「奴隷」にする
■第2巻 怒らない方法
 ・怒りを避けるには?
 ・怒りを抑えるには?
 ・「怒らない子ども」はどうすれば育つ?
■第3巻 怒りをコントロールする方法
 ・怒りへの効果的な対処方法
 ・あなたをイライラさせているものの正体
 ・限られた時間を無駄にしないために  ……ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モリー

78
『怒りという悪を追い払おう。心から追い出して、根絶やしにしよう。』というセネカの言葉が2000年の時を越えて私の心に響きました。この本を読む前の私は、一口に「怒り」と言っても、「怒り」の生じる原因は様々であり、中には正当な「怒り」もあると考えていました。時と場合によっては「怒り」が世を正す原動力になるとすら考えていたのです。しかし、これでもかというくらい延々と語られる「怒り=悪」とする根拠によって私はついに考えを変えました。私にとっては今がセネカの言葉に耳を傾けるベストタイミングだったのかもしれません。2021/11/15

鐵太郎

15
古代ローマの哲学者・政治家・詩人ルキウス・アンナエウス・セネカの残した随筆「De Ira 怒りについて」より、アメリカ、プリンストン大学が抜粋し「怒りを抑える方法」としてまとめたもの。怒りという感情を分析し、いかに愚かで無駄なものであるか証明し、どうしたらその感情を抑制できるか説いています。哲学者の言として立派です──が、人間として怒りを否定していいのもなのか、誇りと蛮族蔑視で大帝国を作ったローマの大富豪が語る財産を持つ愚かさなどに説得力があるのか、などと考えてしまいました。(笑)2021/07/04

チャー

9
古代ローマの哲学者が怒りについて記した書を訳し、解説を加えた書。2000年前に記されたものであるが、人が抱える怒りという感情に対する見方、対処の仕方、それによりもたらされる悲劇を丁寧に解説している。社会生活の中では理屈では理解できても感情では納得できないことが多々あるが、怒りとは何も生み出さないため、コントロールし、抑えることが最良である時説いている。自分が感じた怒りは世界で起こる大事件や自然現象に比べたらまったくもって些細なことに過ぎない。間違ったことをしたものへの最大の罰は、それをしたことへの後悔。2020/09/12

大先生

8
【怒りは一種の狂気だ。なんの価値もないことに膨大な代償を払っているのだから】【我々は皆悪い人間のなかで生きている悪い人間にすぎないのだから、お互いに寛大になろう】という内容の本です。確かにその通りだと思いますが、限度がありますよね。生命や身体、財産に題する重大な侵害に対しては怒らざるを得ないと思います。本書の教えは、【些細なことで怒るのは駄目】くらいに受け取っておくべきだと思います。まあ、「些細なこと」の範囲は通常より広く捉えるべきでしょうが。2022/03/04

トッド

8
【怒り】顛末➡何の価値もない事に膨大な代償を払っている。怒りはどんな感情よりも自身の精神を危険にさらす。定義➡価値判断の誤り。人に罰を与えたい欲望。罰は健全な判断によってこそ矯正の役に立つ。対応策➡怒りを感じたら先延ばしにする。鏡を見る。人間性➡寛大さ。偉大さ➡強さと善良。最も恥ずべき言い訳➡想定外だった。【メモ】自身が怒りを感じる価値とは何か。口論は片方が放棄すれば鎮まる。怒りは悪意や妬みより酷く、実際に害を与える。過度な抑圧がなければ平穏な気持ちでいれる。【セネカ】残酷主人の従者に自殺勧め。金貸の一面2022/02/16

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