部活はそんなに悪者なのか!? 脱ブラック部活! 現役教師の挑戦

個数:1
紙書籍版価格
¥1,650
  • 電子書籍
  • Reader

部活はそんなに悪者なのか!? 脱ブラック部活! 現役教師の挑戦

  • 著者名:猿橋善宏/大利実
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • インプレス(2020/05発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784295008859

ファイル: /

内容説明

加速する学力偏重、いま見直すべき教育の意義。部活動が持つ教育的効果を、全国大会出場4度の現役教師が提言。新ガイドラインから生み出す部活のミライ。宮城県松島町立松島中学校に英語教師、野球部顧問として勤務する猿橋善宏先生。過疎化の進む地方公立中学校の野球部を全国大会に4度導くなど、その高い指導力に全国から注目が集まる現役教師です。昨今の「ブラック部活」という風潮、活動時間が制限される新ガイドラインの中で、猿橋先生は何を思い、考え、指導に当たっているのか――。「部活動の教育的効果」「令和時代の部活組織論」「主体性、知性を育むコーチング」など、30年生徒と向き合ってきた現役教師の提言を、全5章で余すところなくご紹介。「教育のヒント」を得られる内容になっているので、部活動や生徒との向き合い方に悩むすべての現場教師、そして子どもの未来を思う両親におすすめの1冊です。構成は、中学野球の現場を誰よりも取材し、猿橋先生からの信頼も厚い大利実氏が担当。

目次

表紙
白ページ
はじめに――「懺悔」と「希望」を込めて――
目次
第1章 部活動の教育的効果
第2章 部活動はブラックなのか?
第3章 令和時代の部活組織論
第4章 主体性、知性を育むコーチング
第5章 希望に向かう教育
おわりに――この扉の向こうに――
奥付
裏表紙

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jackbdc

12
オーディブル。ベテラン中学校現役教員による真っ当な主張。著者は野球部顧問として全国大会に何度も出場した実績があるというので、どうしても勝利至上主義的な体育会系教員をイメージしてしまったが、それは杞憂であり良識ある教員であると感じられた。特に自分の失敗を開示し、謙虚に学ぶ姿勢が素晴らしいと感じた。部活擁護を行う理由は、部活軽視が見過ごせない状況にあるから。確かに学力偏重傾向は行き過ぎているように思える。生徒の個性に合わせて授業以外の部活や地域社会を通じて多面的に学べる環境づくりを行うべきだと私も思う。2022/05/05

ta_chanko

11
部活動は子どもたちにとっても教師にとっても非常に重要な人間形成や成長の場。しかしその思いや取り組みが過剰になりすぎて、多くの教師や子どもたちが心身ともに疲弊してしる現状があるのではないか。ブラック部活とは、そんな現状を表した言葉。休日返上で長時間やるほど成果が出て、賞賛されるという現状を変えていかなければ解決しない。すべてを教師がやるのは不可能。親・地域・民間など、さまざまな機関が連携して、自分の責任や職分の範囲で子どもたちの主体的な活動をサポートしていくシステムをつくっていかなければと思う。2020/08/04

ぼっこれあんにゃ

5
◎ブラック部活など、部活動を一括りに悪者扱いする風潮に意義を唱えるため、書かれた本です。  この本から伝わってくるのは、ひたすら生徒の成長を思う先生の努力です。そこには、ただ部活動中心ではなく、子供達の成長のため、勉強だけでなく、部活動などの多面的な教育の必要性が説かれています。  30年を超える教師生活のなかで、ビジネス本にある業務改善手法など、様々取り入れて、失敗と成功を繰り返し、たどり着いた指導法の数々が書かれており、教育業界だけでなく、ビジネス的にも汎用性があり、参考になります。2020/07/08

はいこうせんせい

2
確かにブラック部活というのは今も存在している所はあるが、そういうマイナスな部分が最近は余計に取り沙汰されている。このように出来ること、魅力も積極的に伝えていくメディアがもっとほしい。最近は働き方改革の風潮が強すぎてなんでも無駄な仕事でブラック労働と言われ、時間をかけなければいけないことと、省けるところが混同しているがこれでいろいろ整理できた気がする。2020/06/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15804779
  • ご注意事項