内容説明
「能力を阻害できる人間が、その能力を持った人間とキスをする」
それが周囲の思考が聞こえてしまう私・如月那緒の煩わしい力を解決する方法だそうです。
しかしこの方法も完璧ではなく、キスした相手の思考だけは聞こえるままらしく……。
つまり北斗さんが私にキスしてくれれば、私は雑音から解放され、二人の関係も特別なまま。
しかも北斗さんは合法的に私にキスが出来る。
まったくもって何の問題もないですね。
だというのに、北斗さんときたら「他の方法を探そう」とヘタレなことを。
ここは告白して、そっとキスする場面だと思うのですが!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
38
1巻でも感想で書きましたが、漫画で例えるならば4コマ漫画のようです。2巻完結ですので一気読みにするにはちょうどいい感じです。2巻(完結)までの総括ですが、男女の出会い⇒互いに意識する⇒恋人関係なる⇒その後の二人と描いてくれていますので十分楽しめます。結構おおくの作品で恋人になっておしまいみたいな物語もありますが、本作は2巻完結でありながら恋人になってからの物語もそれなりの分量が割かれており、そのあたりは高評価ですね。2024/06/02
よっち
37
周囲の思考が聞こえてしまう那緒の煩わしい力を解決する方法「能力を阻害できる人間が、その能力を持った人間とキスをする」。なのに北斗は「他の方法を探そう」とか言い出す第二弾。一石二鳥の解決方法を知って那緒はむしろノリノリなのに、ヘタレで向き合えない北斗。あんな特殊なコミュニケーションを受け入れて、かけがえのない存在になりつつあるのに...とツッコミを入れたくなるもどかしさでしたけど、あの普通に重い那緒の想いをしっかり受け止める甲斐性はあるんですよね…(苦笑)幸せそうな二人のやりとりが微笑ましくなる結末でした。2020/05/25
芳樹
32
他人の考えが聞こえてくるという那緒の能力を消す方法が判明した。「能力を阻害できる人間が、その能力を持った人間とキスをする」ことだ。「キスとか、しますか?」と積極的な那緒に対し、北斗は「他の方法を探そう」とヘタレてしまい…。じりじり焦れったいラブコメもハッピーエンディングを迎えました。付き合い始めてからの甘さ加減には、本当にごちそうさまという感じ。「二人は幸せなキスをして…」それはエピローグではなく、未来へのプロローグなのだ。二人の末永い幸せを祈るばかり。素敵な恋物語でした。2020/05/29
むっきゅー
29
他人の思考が読める如月さんと、その能力を阻害できる北斗くんのラブコメ第2巻。最初は如月さんの片思い状態だったのだが、鈍感な北斗くんが如月さんへの気持ちに気がついた瞬間、ただひたすら甘い物語に。如月さんに心が読まれてしまうので、告白どころの話ではなくなり、学校にいる間中、北斗くんの如月さんへの好きの気持ちがだだもれで、二人とも赤面しつつもイチャイチャしているだけ。ショートストーリーで構成されていることもあり、この二人の様々なイチャイチャシーンが楽しめる。何を読まされているのやら。2020/06/02
げんごろう
16
ますます距離が縮まった二人のやり取りを堪能させて頂きました。 ヘタレな北斗にヤキモキさせられましたが、それ以上に那緒が可愛かったので帳消しですね(笑) 個人的にはもう少し続きを読みたかったけど、これで完結なんですかね? ちょっぴりもどかしいけど、とても爽やかで素敵な恋物語でした。2020/05/30