内容説明
ロンドンの街で秘かに起きている、既婚の女性を狙った薄汚い恐喝事件。名探偵ホームズに依頼を断られ、意気消沈した女性を救うべく、ハドスン夫人とメアリーはホームズとワトスンに内緒で調査に乗り出す!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
pohcho
54
コナン・ドイル財団公認のホームズ・パスティーシュ。家主のハドソン夫人とワトソンの妻メアリーの新人探偵コンビに ベイカーストリート・イレギュラーズ、アイリーン・アドラー。ホームズシリーズでお馴染みの女性陣と少年達が力を合わせて事件を解決するシリーズ第一弾。安楽椅子探偵ではなく、意外にも冒険活劇なのがびっくり。勇敢なハドソン夫人が素敵だったし、脇役に徹するホームズも新鮮。オマージュ満載で原典が読みたくなった。2020/12/30
ハスゴン
36
さして期待しないで読み始めたら、意外にも読ませます。当時の考えられないような女性蔑視の様子も作品の雰囲気を盛り上げていきます。不安は続篇が翻訳されるか?2020/12/09
かめりあうさぎ
33
初読み作家さん。ホームズの下宿のおかみ・ハドスンさんとワトスンの妻・メアリーの女性コンビの誕生。ホームズの救いの手からこぼれてしまったある女性の悩みを解決すべく一念発起しますが、初めは強請り事件と思われていたものがやがては殺人事件にまで発展してしまう。2人とも驚くほど優秀で勇猛果敢。当時の男性ではこういう風には女性を描けなかっただろうなぁと思います。事件は割とあっさり味でしたが、訳文も読みやすいし、生臭い事件でも嫌悪感を感じさせない描写で楽しく読むことができました。シリーズ化しているので次も読みます。2021/01/18
本木英朗
32
原典へのオマージュ満載の本格ミステリと言ったら、この作品である。作者はミシェル・バークビイ。ベイカー街221Bを訪れたある婦人は、強請に苦しむことを訴えつつも、苛立つホームズに依頼を断られてしまう。ミセス・ハドスン&メアリーは、身に覚えのない情事を「暴露する」と脅かす手紙に脅える彼女の力になろうと決意する……という話である。最後の最後まで全く分かんなかったけれど、それでもいいよ。ホームズばりの名推理が出てくるのが、特に。俺は1回目であるが、また読もうと思う。よかったです。2020/08/06
鐵太郎
30
ベーカー街221Bの家主であるハドソン夫人が、ジョン・ワトスン医師の妻メアリと共に事件解決に挑むホームズ・パスティーシュ。ホームズに相談しようとしないのは、自分たち(中年のおばさんと単なる家の主婦)でも成し遂げられるはずという過信なのだけど、どうも捜査のやり方が素人っぽく行き当たりばったりで困ったもの。時代背景やホームズ譚の設定を考えると無理があるお話だけど、アイリーン・アドラーまで交えてなんとか事件を解決──できたのかな。ハラハラドキドキで盛り上げたお話時代は面白いんですがね。2020/10/26
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