内容説明
東京オリンピックの年に、旧府立四中=名門戸山高校に入学したリンボウ少年は!? ――東京オリンピックの年、都立戸山高校の1年生となった私は、緊張しながら入学式に座っていた。そこは不思議なところで、毎日が楽しくもあり、苦しくもあり、哀しくもあり、腹立たしくもあった。「愉快」という感情に満たされて始まった高校生活3年間を、自筆のイラストと闊達な文章で語る青春の自伝。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もりにく
5
大学入学以前でしょうか、東京に来る日に父親からもらった本です。 なんで父親が僕にこの本を渡したのか甚だ疑問でした(というのも、高校生活を終えるまで、父親から本をもらうことはなかったのが理由です)。 林望さんの高校生活3年間の話です。 読んでみると、なるほど僕の高校3年間と重なる部分が見られました。 追懐しながら物語を読んでいました。 なんとなくですが、父親が言いたかったことが読み終えてみてわかったかもしれません。 もっと早めに読んでおくべきだったのかもしれません。 2013/10/24
Kiyoko
1
林先生の高校時代のオハナシ。今と違って、ナンバースクール色濃く残る時代。先生方も個性的で素晴らしい人ばかり。自分の高校時代の先生は、とても良い先生達だと思うけれど、こんな高校生活を送れるなんて、うらやましい。2012/12/29