SENSE インターネットの世界は「感覚」に働きかける

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SENSE インターネットの世界は「感覚」に働きかける

  • ISBN:9784296001224

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内容説明

人間はラクな方法に流れる。
そして、戻れない
★ネットの「勝ち組」は何をしているのか★

・なぜVTuber事務所の時価総額が、親会社のフジテレビを抜いたのか
・なぜClubHouseはメジャーにならなかったのか
・なぜYouTubeはライブへ移行しているのか
インターネットの世界の進歩は、今までの延長であると思っていませんか? しかし、現在決定的なことが起こっています。
それは、今、ネットはあの手この手で人の「感覚」を刺激しており、そこからは逃れられないということです。インターネットの技術の進歩もそれを可能にしています。
この本では、現在のユーザーの姿や、感覚を刺激するとはどういうことか、具体的にビジネスの現場でどう使われているのかを見ていきます。また、感覚を中心にしてインターネットで生まれている新しいものとは一体何かなどを、実際に人気のあるYouTubrやVTuberを例にして理解します。人間が感覚を刺激されることにいかに弱いのかがわかってくるはずです。

目次

第1章 ユーザーにはもう、主体的な行動は期待できない
 誰もがもうモノが欲しくない時代になった 
 「感覚」は無意識に働きかけ、もう人はコントロールされている など
第2章 ユーザーはネットが刺激する「感覚」に誘惑される
 人間はどんどん楽な方に流れる 
 ヒカキンの動画はなぜ人気なのか など
第3章 「感覚」は想像以上に私たちを動かしている
 「気づかせる」ためには視覚以外を使ったものが多い 
 スーパー業界で「呼び込み君」が大ヒットしているのはなぜか  など
第4章 実践編 それではどう設計するか
 いつまでも記憶される「サウンドロゴ」とは何か 
 イヤーキャッチで引きつける手法 など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BluePlanet

6
★3.8(3.25)2022年9月発行。最初この本を手に取った時は、インターネットやYouTube、デジタルマーケティングなどを理解する上で感覚という視点で見ていくことが必要と、何か斬新的なことが書かれてるのかと思ったが、だんだんと尻すぼみしていきましてね。結局は、インターネットでもYouTubeでも、ドラマでもナビゲーションでも、音が重要な役割をしているという、当たり前のことが書かれているだけでしたね。著者は音響の専門家なのかもしれないが、一般の読者には後半は退屈になってしまうかもしれないなぁと。2023/02/09

りつきよん

5
知らず知らずのうちに私たちの生活は聴覚によって左右されていることが多いと気付かされる1冊。聴覚の強みは「親近感を湧かせること」。確かに、自分に関係のある話や身近な人の声・音は耳に入ってきやすい。また、電話や直接会って声を聞いただけでなんとなく人となりが分かり、距離も縮まる気がする。コンビニは緻密にマーケティングされている集大成の最も身近な例だなと実感。選択肢が多い今の時代において、ユーザーにとって「選択させない」。いかにラクな方を選択させるかが重要なんだと感じた。2022/09/21

しお

2
行動科学の知見に基づくweb広告の模索とtips。主論は明らかだ。未開の「聴覚」をハックせよ!、これである。広告業の人間ならやはり既知の話題ばかりに映るが、動画投稿者を始める人には学ぶところが多い(下手なyoutube教本買うよかこれ一冊でいいかもね笑)。音のプロはいても「web広告の」音響編集についてのスペシャリストはいないという時代状況は、この著書によってこそ切実なものとして思い知らされる。聴覚が物質・空間を規定するということは音屋的にはもはや常識かもわからんが、この規定性はイノベーションの曙か。2024/12/08

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