内容説明
・TBSテレビ「グッとラック!」火曜コメンテーター
・ニッポン放送「テレフォン人生相談」パーソナリティ
・NHK「クローズアップ現代+」で特集
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「家族に囲まれて死ねなくたって、べつにいいんです。」
今話題の看取りのプロによる、「死」と「生」をめぐる32の問答。
数々のメディア出演で話題の、看護師僧侶”妙憂さん。
長年の看護師としての経験と、仏教的な考え方、
そしてかけがえのない夫を自宅で看取った経験をもとに、
スピリチュアルケアに携わる専門職から一般の方まで幅広い層に
「生」や「死」について語っています。
「いい死に方」とはみんなに囲まれながら最期を迎えることなのか?
後悔しないで死ぬためにどう生きたらいいのか?……。
看護師と僧侶というふたつの肩書をもつ著者に、素朴な疑問を全部ぶつけてみました。
生から死が切り離された今、
突然やってくる「看取り」や「治療の選択」にとまどう人は少なくありません。
パートナーや家族に先立たれた人、
終末期の患者や家族、
まだ死を意識していない若い人にも、
避けることのできない「死」と向き合うことで、今生きている「生」をより感じてほしいと語ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しらたま
4
「どんな形で最後の息を閉じるかは、本当にいろいろです。いいじゃないですか。孤独死も。ひとりで立派に終うなんて、むしろ“孤高死”と言ってさしあげたい。そもそも、人間というのは孤独なものなのですからね」(p.51)図書館本。医療と仏教という意外な組み合わせに驚きました。矛盾があってもいいじゃない。そんな自分を認めよう、大切にしようと思えた一冊でした。引用した文章は、孤独死ルート驀進中の私にとても響く言葉でした。2022/11/01
にきゅ
1
図書館。すこし気が楽になります。父は病院で亡くなりましたが、誰も見ていない時でした。私は、おくりびとが手をかけてくれた父に対面したのですが、母と姉は、父が苦しい顔をしていた、と言っていました。正解はないのでしょうが。探したくなりますね。2022/07/23
尾原道場
1
僧侶の方のお話は救われる。2020/07/19
からあげ野郎
0
「お墓は生きている人の為にある」これと同じ言葉を昔、叔母が言っていたのをよく覚えていて、今でも時々思い出す。 また、話を聴く側も誰かに話を聞いてもらわないと、気持ちが溜まっていってしまう。という話は正にその通りで心と目に沁みた。 本の主旨とは違うかもしれないけど、常に最善を尽くすとか黒白ハッキリしなければならない世界が重くしんどいと感じるので、こういうお話は心が潤う。あと息子さんが言ってたと言うゲームはなんだろう気になる。笑2020/09/25
Go Extreme
0
年齢による怖さの質の違い 人生の年月に応じた自分のものさし 年齢と状況→考え方の変化 生きる≒飛行機が飛ぶ⇒せっかくのフライト・思いきり楽しむ 意図的に感情をブロック→自己防衛機能 満足:自分で思ったもの勝ち 解決vsあきらめる・任せる・委ねる 死後:完結・あの世・輪廻転生・遺伝子・人間を超える あるがままでいいと思える→心に余裕 お金<頼れる他人 メタモルフォーゼ:芋虫→蝶 迷ったとき:むやみに動かず→流れるべき方向に 1つ捨てる→1つ入る 対機説法:1つの物事両側から お墓・仏壇→生きてる人のため2020/06/03