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内容説明
夫と妻との関係、親と子との関係、健康や病気、老いていくこと、そして、やがて誰もが迎えなければならない死について……。これらは人間にとって、答えを導きにくい永遠の問題です。いや、答えなどないから、迷いつつ生きていく。それが人間というものかもしれません。しかし、過ぎていく時間を充実させ、できれば楽しくしたいと思うのも人間だからこその願いでしょう。本書は作家として、まさにこの問題の答えを小説やエッセイで追究し続けてきた著者の作品群のなかから、夫婦、親子、病、老いなど、読者が自ら考え、答えを導き出すヒントとなるようなエッセンスを、166項目にわたってより抜いた箴言集です。人はこの世に生を受けた限り、最後の最後まで希望を捨てることなく、生きていくいかなければならない……著者の強い信念に基づいた数々の言葉は、山あり谷ありの長い人生という旅を続ける者に対するエールです。座右に置いておきたい希望の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
dolly
2
同書は、著者の既出版著作の抜粋集である。 既に読んだ本からの抜粋もこれから読む予定の著書からのものも 一つひとつが心に沁みた。 また一カ所だけ抜粋する。 強さには、我々は対抗しうる場合もある。もちろん殺されることもあるが、嫌いはむかう正当性がある。しかし優しさには、それがない。 私が、この二つのもののこわさを思い知ったのは、実に三十代の半ばを過ぎてからである。私の身近な人々の血痕が、不成功に終わる場合、どちらかの要因が噛んでいる場合が多いように思えたのである。几帳面な人との結婚は、2011/10/27
登志子
1
人生、あまりくよくよすることはない。でも、誠実に生きよう。‼️2020/12/22