- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
大前研一氏推薦! 「デス・バイ・アマゾン」という言葉がある。アマゾンの業務拡大によって、業績の悪化が見込まれる企業や業界のことだ。同じような現象がさまざまな業界で起きている。ウーバー、エアビーアンドビーなどが有名なところだ。業界秩序や商習慣にとらわれず、斬新なビジネスモデルで驚くべきスピードで顧客を獲得している企業、すなわち「業界破壊企業」である。22の業界破壊企業をピックアップして徹底解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まちゃ
34
本書は、「2019 CNBC ディスラプター50」から、革新的なビジネスを展開している企業を紹介しています。ビジネスの着眼点や企業の成長ストーリーなどイノベーション開発に興味のある人、次の投資分野を探すヒントを得たい人は読んで損のない一冊だと思います。業界破壊企業を生みだすキーワードとしてにミレニアル、サステナブル、リーンスタートアップについても解説されています。物質的な価値を超えて、人々の幸せを追求する新しい事業創造の形である「ハッピーイノベーション」は著者の経験に裏打ちされた興味深い考えでした。2020/06/15
ひでき
10
業界の勢力を一変させるほどのイノベーション企業(ディスラプター50)を、それぞれの特徴から体系的に整理した上で説明してくれる。最新のビジネスに疎い私にとっては新たな発見しかなく、とても分かりやすい記述のためそんな私でもすらすら読めるという超良著。 「業界破壊企業」というタイトル。「破壊」という文字から本能的にこわいものを想像したが、最終的に「ハッピーイノベーション」に帰結し、ほっとした。個人的にはこの構成も最高。2020/11/16
紫の煙
9
アメリカのディスラプター、業界破壊企業を紹介してくれる。キーワードは、ミレニアル、サスティナブル、リーンスタートアップ。今後は、ハッピーイノベーションが加わる。イノベーションで世界中が幸福になれたら素晴らしい。 2020/10/20
うるの
5
新しいビジネスの現状が知りたくて手に取った1冊。ちょっと求めていた内容とは違いましたが、イノベーションとは、といった基礎的なところから学び直すことができたので、よかったです。また、投資界の変革や起業の流れの変化も知ることができました。お金ではなく幸せのためのビジネス。働くことの意味や価値から覆すビジネスが浸透していったらいいなぁと思います。2020/10/01
Yuichi Tomita
5
自らが教授であり起業家でもある著者が、22の業界破壊企業を紹介する。数が多いのでどうしてもカタログ的になって、各企業への掘り下げが浅いのが残念。一方、単なる評論家ではなく、起業家でもあるので、説得力はある。最後にはハッピーイノベーションなる概念を提唱する。 weworkとコロナによって、ベンチャー投資は冷え込むことが間違いない中、それでも生き残っていくのは、著者も勧める小さく始めるリーンスタートアップなのかもしれない。 サクサクと一日で読めます。2020/07/25