内容説明
2019年12月、中国武漢市で起こった謎の新型肺炎は、瞬く間に世界中を恐怖に陥れた。
新型コロナウイルスによって起こった複合危機によって、世界はどう変わっていっているのか。
そして、今後の世界はどうなるのか。私たちは何をすればよいのか。
国際政治学者が読み解くパンデミックの世界。
<目次>
序章 感染症との闘い―新型コロナウイルスがもたらす複合危機
第1章 武漢戦疫
第2章 政治への審判
第3章 世界の不況と分断
終 章 私たちは何をすべきか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coldsurgeon
6
コロナ危機という「黒い白鳥」が国家の行動を正当化している。そして目の前の問題にしか関心がない政治の責任は重い。政府・国家に信頼がおけない時代には、「自由」社会での「責任」を自覚し、「安全」のために行動しなくてはいけない。2020/08/11
takao
2
ふむ2020/12/01
jack
1
視点がマクロすぎ。コロナ禍での読者が注視するのとは、1段違う。☆2.02021/07/23
つまみ食い
1
医学ではなく著者の専門の国際政治のバランスと経済、社会という観点から武漢での流行とそれへの中国政府の対応とアメリカの対応を中心に論じ、日本が政治的にどのようにコロナに対処すべきかを論じている。文学と感染病、戦争と感染病というテーマもおまけ的に語られていて面白い。2021/04/10