内容説明
読んで得るもの特にナシ!
500枚超の楽しいことだけ詰まった大ボリュームエッセイ集。
対決!レンタル彼氏/ポンコツ!会社員日記/冒険!朝井家、ハワイへ/諦観!衣服と私
失態!初ホームステイ/本気!税理士の結婚式で余興/阿鼻叫喚!痔瘻手術、その全貌等
・ダヴィンチBOOK OF THE YEAR 2017 2位
・ブクログ大賞2018 ノミネート
・読書メーター OF THE YEAR 2018 3位
『桐島、部活やめるってよ』で鮮烈なデビューを飾り、
『何者』で戦後最年少直木賞作家となった著者のユーモアあふれるエッセイ集が待望の文庫化。
日経新聞「プロムナード」連載エッセイや、壮絶な痔瘻手術の体験をつづった「肛門記」を収録。
また、その顛末が読める「肛門記~Eternal~」書き下ろし!
※この電子書籍は2017年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
射手座の天使あきちゃん
297
しまった! インパクトに惹かれて「肛門記」から読んじゃった。これ威力ハンパないっす (*≧▽≦)σゥケル-! 「日常」や「プロムナード」も十分面白いはずなのに霞んでしまって爆笑には至りませんでした(笑) それにしても「リョウちゃん どんだけバレーボール好きやねん❕ おまえ何者!」 <(^_^;2021/05/01
ショースケ
207
積読本にあったので読んだ。爆笑に次ぐ爆笑❗️『何者』や『正欲』を書いた朝井さんがこんなに間抜けでお茶目なんて!それをまた面白おかしく自虐的に書ける才能!さくらももこのエッセイが大好きと言う朝井氏。そうでしょう、そうでしょう。その雰囲気が漂ってます。電車で読んでたら、マスクの下でクスッとなり、ずっとにやけて怪しい感じになった私。驚きの朝井氏→服に無頓着。中学の時いんきんたむしにかかっていた。ピアノが弾ける。バレーボールが好き、などなど。そして悶絶する痔瘻の話…ますます大ファンになりました❗️2022/04/28
NADIA
176
ひとつ前に読んだ本も『爆笑エッセイ』に分類されていたがほとんど笑わなかった。自分の笑いのハードルが少し高くなったかと思ったが、この作品は再読にもかかわらずところ構わずの爆笑未遂が何度もあった。通勤電車で乗り合わせた周囲の方々には咳をこらえている姿に見えたはずで「まさか・・・!?」と恐怖心を煽っていたかもしれない・・・。ところで巻末の『肛門記~Eternal~』で登場したスタンディングデスク、我社はショールームまで作ってお客様を拉致して無理矢理見せていた商品だけど、全然売れていないのね・・・(^^; 2020/06/03
rico
153
朝井さんです。今回のお題は就職~専業作家になるまで。相変わらず飛ばしてます。自分を笑い倒しつつも、どこかイタくて、スノッブで、そこがまたクセになります。電車の中で読むと、吹き出し声を出して突っ込み、挙動不審になるので、人目を気にしなくていいゆったりした公園に場所を移し、さて、と開いたページに、いきなり「**カテー*ル」の文字。眼に写ったものに脳も身体も硬直。心地よい風の吹く初夏の午後、「肛門記」は私の時間を止めました。この病を主題にした唯一無二の傑作(多分)・・・朝井さん、やはりだたものじゃありません。2022/05/28
TAKA
111
このバカバカしさ癖になりそう。朝井さんのエッセイは前作『時をかけるゆとり』といいこのタイトルだけで読みたくなるだろう、ほ~ら読めよ圧がビンビン感じる。結婚式場での初バイトは笑かしてくれた。靴紐の話もニヤリですよ。なんせ最終章の肛門記は読んでる方が笑うに笑えねぇ場面が多過ぎ。痔の手術で入院したらおやつが貰えるのか!ほんまボケボケやないか。痔だけは絶対なりたくないと我が固く誓う。2023/02/28