内容説明
SDGs の大切な課題――人類から切り離せない、「水」のすべて。
「水戦争の未来」を避けるための、基本知識と最新情報。
14歳から読める! わかる! カラー図版満載の“図解でわかる”シリーズ第11弾!
・アメリカと中国、2大経済大国の水がなくなる?
・水をビジネスにした水企業が世界を覆う
・ローマ帝国 水は豊かさの象徴だった
・水環境の変化によって崩れていく生態系
・海水から真水をつくる技術で砂漠に巨大都市
・持続可能な暮らし方・水素社会がやってくる
・地球の水を守るために いま私たちにできること ほか
Part1 いま地球の水が危ない
Part2 人と水の歴史
Part3 水危機の現実とその原因
Part4 水問題の解決のために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
63
《水問題》分類519。図解でわかる14歳からのシリーズ。人類が起こした水問題を解決できるのは人類だけ▽[Part1 いま地球の水が危ない]これからは石油を争うのではなく水資源を争う戦争がおこる[Part2 人と水の歴史]四大文明。古代ギリシアの発明。地下水路。中国の大運河。オランダの治水技術。江戸は衛生都市[Part3 水危機の現実とその原因]温暖化。人口増加。ダムの問題。地下水の枯渇[Part4 水問題の解決のために]協定。中村哲医師。水素社会推奨▽「水に流す」を死語にしましょうだって。2020年刊2024/01/26
yomineko
58
読み友様からのご紹介本です📚分かり易いからこそ余計に気になる水問題!水道料金は基本料金しか払った事がない!一滴も無駄にしない生活を心掛けているが、他の人達が無駄遣いをしたら元の木阿弥😢😢😢輸入のお水を買わない!そして水道水は備長炭で浄水しています。台風などで洪水になる国もあれば、旱魃で多数の人々が亡くなる国もある。アフガニスタンの砂漠を緑に変えた中村哲医師が銃殺されてしまったのは本当に悔しい!これからどんどん環境が悪くなると考えられる一方、時折見かける水素バスを見ると思わずホッとする😊2024/08/10
Sakie
15
①図解と易しい表現でわかりやすく、問題の根深さを理解させてくれる。水資源に極端な偏りがある中国とインド。干ばつに苦しむサハラ以南アフリカ。産業利用で地下水を枯渇させるアメリカ。さらに国にまたがる「国際河川」は関係諸国にはシビアな問題だ。ということはそこに資本主義企業が目をつけないはずがない。日本人としては水の問題というと自然災害がいちばんに挙がるが、上下水道の民間委託も国内に聞く話で、他人事ではない。そして『食糧の輸入は他国の水を奪うこと』は日本人には見えにくい、鈍感になりがちな大問題。2024/03/05
ジュリ
4
日本は水にあふれているけれど、世界には十分な水を使えない人たちがいる。水が不衛生なために命を落とす子供も少なくない。地球温暖化によって洪水や干ばつが起こり、水問題を深刻化している。地球温暖化や水問題は、人間が解決しなければならない問題だ。2022/01/04
晴柊のばあば
4
人間が便利さだけを追い求めた結果、地球全体が危機的な状況になっているのが良くわかってゾッとした。バーチャルウォーターというのも初めて知った。日本は食料受給率が低く輸入に頼っているが、そのことは、食料を作るための水も輸入していることになるという考え方。もともとアンバランスな世界の水を奪っていて、世界の水不足の日本の責任は大きい。水道をひねればいつでも水が出る生活、美味しい水をコンビニで手軽に買える生活を考えるきっかけになった。2020/05/31