内容説明
アカデミズムの異端児、潮田誠教授の主催する天橋立へのバスツアーで起こった全員死亡事故の因縁を解き明かす。事故の二年前、大学関係者が立て続けに野犬らしきものに喉元を食い破られて命を落としていた。彼らは同じ潮田研究室に所属していた。
助手の永田遼子は教授が密かに研究しているらしい神功皇后について独自に調べるうち、歴史を揺るがしかねない記述をある古典籍に見つける。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
LUNE MER
16
シリーズの前日譚。ひたすら被害者が出るだけで本作の中では小解決もないので、間違って最初にこの本を読んでしまったら意味不明なだけだろうなぁ……。2020/10/24
naolog
5
新刊で出版されても本屋にあまり並ばず…わざわざ取り寄せ。マイナーな本が売れないということなんですかね。。明治神宮に最近よく行く機会があり、そういえば、というところ。隠れた歴史がありそうですね。2020/08/23
やなり
3
神の時空シリーズ 8年前とその少し前の出来事 この本をが本シリーズにつながるのか!!2025/12/02
千木良
3
天皇家に関して、過去に行われてきた多くの議論が、根本から吹っ飛ぶ話じゃ ―― 「怨霊たちの日本史」という高田史観をオカルト的物語に絡めて描くシリーズの前日譚。潮田誠教授の主催するバスツアーで起きた全員死亡の転落事故の伏線となる事件。歴史的考察については、武烈帝で当時の皇統は断裂している(継体帝を神功帝の子とするなら別だが)ので、個人的には拍子抜けだったかな。 ―― 偽書といわれる書物や、創作された物語の中にも、真実が密かにちりばめられている2025/11/30
yutan2278
3
辻曲家の両親や福来陽一の父親が乗ったバスの事故は果たして本当に事故だったのか…。 シリーズにつながっていく「神の時空シリーズ」の前日譚です。2020/09/30




