内容説明
体力自慢の富良野の絵描きが野宿しながら八十八ヶ所をひと寺1時間で描いて廻った前人未踏の歩き遍路。各寺の御朱印も絵とともに収録。北大路公子さん(人気エッセイスト)も絶賛する、これまでにない寺めぐりエッセイです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さと
10
新聞に本書が紹介されており、 絵描き遍路という文言に惹かれて手に取りました。 私自身、一生で一度は四国八十八ヶ所お遍路をしたいと思ってはいましたが、本書を読んでみて、並大抵の体力や根性では絶対に務まらない、けれども、いつかは自分の足で行ってみたいという気持ちが新しく芽生えました。 著者は、富良野に移住し、農業手伝いの仕事をしながら 絵描きの仕事をされている方とのことで、 本書の味のある各所の絵も素敵でしたが、他には、北海道の駅舎や夕張や富良野の本も出版されているようなので、 少しずつ手に取りたいです。2020/02/12
球子
0
2020年に北海道八十八ヶ所霊場結願者として、あとがきの最後の一言は「わかるわかる!」と頷いた。四国のお遍路はまだやったことはないけれど、お遍路は自分自身と向き合う修行だと思う。著者には是非北海道八十八ヶ所もスケッチしていただきたい。2021/05/09