文春e-book<br> また、本音を申せば

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文春e-book
また、本音を申せば

  • 著者名:小林信彦【著】
  • 価格 ¥2,400(本体¥2,182)
  • 文藝春秋(2020/04発売)
  • ポイント 21pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163911984

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内容説明

「週刊文春」の連載エッセイが一冊に。記念すべき第21弾!
名作映画「この世界の片隅に」をみながら疎開体験を苦く思い起こし、終戦の日々を書き残す。大病から生還し、青春時代から愛読した太宰治や、坂口安吾の長編ミステリを読み返す。久しぶりに書店へ行って最新海外ミステリを選ぶ楽しみ――。

「週刊文春」で『人生は五十一から』連載が始まってから21年。途中でタイトルが『本音を申せば』に変わっても、面白い本も映画も、東京の思い出も尽きない。
2017年4月、脳梗塞で入院した顛末は、『生還』(2019年3月刊)に詳しい。本書は、2017年から2019年、足掛け3年にわたるクロニクルである。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kokada_jnet

37
3月刊行の本をいまごろ読んでます。高齢で病気をされての新境地か。この連載エッセイにずっと定番であった「また、昔と同じ話を繰り返し書いているよ」というのが、ほとんどなくなり。新鮮で面白い話題ばかりで、ありがたし。太宰や安吾の話も解禁されたようで、ばんばん書いているし。だたし、この2020年の暗い世相は、さらに辛かったでしょう。2020/12/31

信兵衛

33
古今映画の名作、ミュージカル名作の語りに、遠慮ない世情風刺を楽しめるエッセイである故に、楽しい。2020/07/07

tetsubun1000mg

16
脳梗塞とリハビリで入院されているとは知りませんでした。私の父親の世代なので、映画や俳優、女優さんはなじみがないがそのこだわりが面白くその時代の映画史を知ることができる。 戦争前後で映画を見に行けるのが裕福だと思っていましたが、和菓子店の子息だったとは納得。 中野翠さんのことが文中に出てくるが、中野さんのエッセイに々様な雰囲気と時代を感じる。 左半身が不自由だとのことだが、これからも書いていただきたい。 入院からリハビリまでの「生還」も読んでみよう。2020/08/30

makoto018

10
積んでおいた小林信彦を読む。「脳梗塞で倒れていた期間のこと、そのためのトラブルはこの本にも影響を落としております。」という本書は、やはりいつもの調子とは少し違う。時々文章がわかりづらい部分があったりもすするし、トーンは低い。まずは文章が読めるだけでもありがたいと思う。現在も週刊文春で連載してますし。2021/05/03

しんこい

10
脳梗塞から立ち直って連載続けるとは驚異だが、昔話が多いとおもいきや突然現在の話もでるし、きまま。それにしても、突然思うの、とか口述筆記でもありえない口調が出てくるのはどづいうことか。88とはそういうものなのか2020/06/19

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