生命進化の物理法則

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生命進化の物理法則

  • ISBN:9784309254043

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内容説明

生物の形や行動はすべて物理法則に支配され、決められていることを明らかにする画期的な科学本。DNAや細胞などのミクロから動物の生態、人間と地球外生命までを科学で解き明かす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

73
(前略)「生物の形や行動はすべて物理法則に支配され、決められていることを明らかにする画期的な科学本。DNAや細胞などのミクロから動物の生態、人間と地球外生命までを科学で解き明かす」という趣旨の書は、生命進化に偶然性(や中には神秘性)の類いを思い入れしたい向きには、題名からして拒否感を抱かせるかもしれない。2022/07/08

宇宙猫

23
挫折。文学的な修辞や、だらだら続くたとえ話に耐えられない。銀河や恒星の話は好きだけど、ここには鬱陶しい。ブルーバックスだと物足りないけど、読み物仕立て合わないと辛い。2020/10/04

evifrei

15
生命の進化を物理法則に従ってなされてきたものであると捉え、生物学と物理学の分野横断的な検討を試みる良著。訳文も読みやすい。特に印象に残ったのは第3章の『テントウムシと物理学』だ。体温や翅の強さなど、テントウムシを数式で記述すると膨大な量の数式を用いて表すことになるようだ。彼らを数式で記述するというアイディア自体にかなり驚いたのだが、テントウムシに限らずアリの世界やモグラについても数式で示す事が出来るらしい。こうしたことは全て無限にみえる生命が一定のパターンに基づいている事から可能になるのだろうか。2020/06/22

GASHOW

13
進化には物理法則があるから、3次元の大きさは一定の範囲におさまる。デカ過ぎる生物は、重力に面積あたりの強度がもたない。水中で生きる場合には、たまに巨大なクジラとかイカが存在する。昆虫は、酸素濃度の高い過去には巨大だったから、酸素濃度次第。昆虫のサイズは、物理法則も大きく違うので面白い。2020/03/24

mft

9
進化論が強調する偶然性に対して、数々の物理的制約を考えると生物もある程度予測可能な存在だという主張。有袋類でも有胎盤類でも地中生活するモグラっぽい生き物がそっくりにできあがるのは生活環境の物理的制約による、というところから始まり、DNA が4種類の塩基を使う妥当性まで、偶然の選択の結果にも見える生物の特徴が物理的に最適なものになっているという例がたくさん示される。つまり地球外生命体も案外同じような作りになるかもという話になるので、議論としては面白いが世界としてはつまらないような2020/02/22

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