ヤクルトスワローズ論

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ヤクルトスワローズ論

  • ISBN:9784295200017

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内容説明

【追悼 野村監督、最後の言葉 ID野球の神髄は永遠】

「人間・野村克也」
初めて仙台で会った名将は選手食堂で食事中だった。18歳、テスト生で入団した際、三杯食べたというカレーの味が忘れられない話を始めた。
当時70歳の知将は、8時間に及ぶ取材の中で、その半分を病弱だった母への思いと南海新人時代について語った。
同期のテスト生の出身地をソラで言った。
半世紀以上前のライバルをそれだけ強く意識していたのだろう。その反骨心と記憶力の良さ。そこに名捕手の本質を見た。
「俺は一番下から這い上がって来たから、出来ない選手の気持ちがわかるんだ」
それが名監督の根底にあったのだ。

球史に残る名勝負と言われる1992年から1993年の2年にわたる「野村ヤクルト」対「森西武」の日本シリーズの真相をはじめ
野村ヤクルト黄金時代の核心を生前最後のロングインタビューと、
愛弟子であるヤクルトスワローズ前ヘッドコーチ・宮本慎也氏との特別対談から浮き彫りにする。
ヤクルト日本一への道程、生い立ちから名捕手、名伯楽として大成するまでの84年の生涯を描く、
野村克也監督、最後の肉声を収録した永久保存版、巨艦ノンフィクション!

〈本書の内容〉
【目次】
■序章 野村監督、最後の言葉
■第一章 特別対談/ヤクルトスワローズ論野村克也×宮本慎也
■第二章 反骨の原点
■第三章 適材適所と意識改革
■第四章 捕手革命
■第五章 チームの鑑
■第六章 監督とは説得業である
■第七章 一流が一流を育てる
■終章 私の人生訓

〈本書の特長〉
2019年末に行った野村監督のロングインタビュー、および「野村克也×宮本慎也(ヤクルトスワローズ前ヘッドコーチ)」師弟特別対談を併録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ようはん

17
兄が野村ヤクルトのファンだった事もあり90年代のヤクルトの選手はポンポンと名前を挙げられるが、やっぱり魅力的で強いチームだったと再確認する。2020/05/05

マッちゃま

15
当てが外れた(苦笑)ヤク本 元監督。ノムさんが語るヤクルト論かと思い、「読むヤクルト祭り」を企画して本書をメインに据えてたんですが、いわゆるノムさんの本でした。内容を、ノムさんが語るヤクルトスワローズかと思ってたんですが、その部分も無くはなかったのですけど例えるならばノムさんの野球人生本。ヤクルト一筋の方でもなかったけれどヤクルトの黄金時代を築いた方でもある訳で、いつかまた野村チルドレンが台頭してくるのをヤクファンは待つのも楽しみ…なんだろうかな。来期を夢見るのは順位関係なく野球ファンの楽しみですもんね♪2020/12/04

Kaz

10
宮本との退団からスタート、「ヤクルトスワローズ論」というタイトル、これは今までの野村本とは一線を画する良著だ!と思ったら、中盤からはいつもの思い出話。またしてもやられた!2020/07/15

バーニング

10
急いで出版したからかあきらかな校正ミスがいくつかあったのが惜しいが、いま改めて読むと本当にノムさんは野球を好きだったんだなということがよくわかる。そして人をよく見ている。鶴岡一人や川上哲治からヤクルト黄金期の選手を経てマー君、大谷まで。過去の価値観にとらわれずマー君を育て上げたりできたのはノムさんなりの評価基準や人を育てるに当たっての思想が深く根付いていたからだろう。まだまだ生きていて欲しかったが、あの世でサッチーや稲尾ら往年の選手とゆっくりやっていてほしいとも思う。2020/05/01

anken99

9
定期的に読んでいるノムさん本。何度も何度も語られる内容は、ほぼ同じなんだが(笑)、野村ismの信奉者としては、やはり読まねばならない。本書は、逝去前の作品としては最後に近いものなんだが、そのタイトルは「ヤクルトスワローズ論」。しかしながらタイトルと内容の乖離ときたら。。。ノムさんファンじゃなかったら、怒っちゃうかもしれないです(笑)2022/11/12

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