内容説明
【菅義偉官房長官直撃! 「乱世に強い闘将」にこの国のゆくえを問う】
政界最後の叩き上げ、菅義偉官房長官の戦略。
安倍政権は菅官房長官の活躍もあり、「危機管理」に強い政権であることが一つのセールスポイントであった。
強いリーダーシップで、自民党内や霞ヶ関官僚の求心力を高め、「安倍一強」と呼ばれ高い内閣支持率を維持してきた。
ところが、ここに来て、安倍内閣の支持率が急速に落ち込んでいる。
なにより「新型コロナウイルス」対策への批判が強まっている。
安倍総理は2月27日、「全小中高校の臨時休校」要請に踏み切った。
はたして安倍政権は、これまでのような高い政権維持能力を発揮できるのか。
安倍総理はもちろん、安倍総理を支えてきた菅官房長官にとっても、正念場だ。
この危機をどう乗り切るかは、「ポスト安倍」レースにも大きな影響を与える。
安倍総理が「乱世にも強い闘将」と評価する菅官房長官の底力の見せどころと言えよう……。
〈本書の内容〉
【目次】
序章 内閣官房長官の眼
第一章 官房長官・菅義偉の戦略
第二章 政治家・菅義偉の屹立
第三章 歴代最長・官房長官の七年
第四章 長期政権の危機管理人
第五章 この国のゆくえを左右する男
〈本書の特長〉
菅官房長官直撃インタビューをはじめ、官邸、自民党最高幹部取材を網羅。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hatayan
46
これまで多数の政治家を扱ってきた大下英治氏による菅義偉首相の評伝。叩き上げの苦労人、政権の司令塔、国民に謙虚に耳を傾ける聞き上手。安倍政権の官房長官として長年仕えた功績は認めるにせよ、コロナ禍で迷走が指摘され支持率も低迷気味の2021年初頭に読むと、功罪を検証しようとした記述がないところに違和感が拭えません。ヨイショが延々と続く語り口には、まるで政党の機関誌を読んでいるような膨満感さえ残ります。菅首相の評伝を読むなら、多面的に考察を試みた森功氏の『総理の影~菅義偉の正体~』にも目を通す必要がありそうです。2021/01/08
ばんだねいっぺい
24
これに書いてあることが示唆する通りの未来であったらどんなに良かったことか。「令和の平民宰相」的な象徴となったかもしれない。もし、仮に「後ろにいる誰か」の制約ならば、擁護するわけではないが、もはや、あれだが、一花ということで解き放たれてもらいたい。2021/08/29
てぃと
7
実はよく存じ上げていなかったので読んでみました。正に信念の人。変なしがらみの無いたたき上げの人だからこそ、自分の信念を通すことができるのでしょうね。総理になった今、これからもその信念を通していけるか、いち国民として応援しながら見ていきたいと思います。2020/11/28
Yuichi Tomita
5
再読。あまりにヨイショが多いので、この著者は御用記者なのかと思ってきた。2020/09/22
hiyu
4
タイトルだと一般論的になりがちだが、まさに表紙そのものの本であった。菅長官の優しさとその奥底にあるものは、本書以外で示されているような気もしたが。2024/01/22




