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内容説明
正義か虐殺者か――その怪物は、絶望の淵で生まれた。
カーン・ベクシンスキーは、犯罪率が増加し治安悪化の一途をたどる「ミッシンシティ」の一角に、移民や貧困者が安心して暮らせる「ヒルフェ地区」を設立し、自らが運営に乗り出すはずであった……。
が、しかし、地区発足の式典を狙った爆破テロが発生。カーンは帰らぬ人となる。
そして8年後、ヒルフェでは巨大な斧を持つ覆面の怪人が住民を惨殺するという凄惨な事件が多発していた。
2020年代、最注目のダークヒーロー、誕生。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
笠
1
2.5 作者初読。なんとなく、設定と表紙に惹かれて。移民のために市の中に特区を作った高潔な市長がテロで死にかけ、数年後に意識が戻ったら犯罪が蔓延っていたので犯罪者を片っ端から殺していくという話。アメコミにありがちなダークヒーローものだが、敵役の現悪徳市長が実の弟というところがポイントか。描きたいものはわかるが、まず絵の稚拙さはどうしても気になってしまった。また、市長が自分の手で片っ端から犯罪者を殺していくという手段を取る理由の説明も不十分だと思う。全体的に勢いはあるが、粗い作品という印象。今後に期待。2020/06/23