内容説明
時間に追われる臨床・研究の現場で必要な「代謝」の知識を,身近な例えでわかりやすくまとめました.「代謝は苦手」「覚えることが多すぎて難しい」――そんな印象をがらりと変える,学び直しに最適な1冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
102
この本は医学を志す医学生や生物学など専門家と医療の初心者レベルでは物足りない一般人の為にわかりやすく代謝学が学べる本です。図解も多いのですが、化学構造式など頻繁に出てくるので構造式に苦手意識がある人は厳しいかもです。解糖系の代謝の流れで食物から吸収された炭水化物がグリコースとなりピルビン酸になること。では高校生レベルであり、生体エネルギーの発生原理、電子伝達系の流れ、糖尿病の本質であるケトアシドーシスの状態、エネルギー消費2位の瞬発力の白筋と持久力の赤筋の違いなど短時間で分かるように書かれている良書です。2022/05/24
moe
1
高校の私立文系コースから管理栄養士専攻に進学したので、学生時代は生化学や有機化学が全然わからなかったけど、なんとか管理栄養士の免許は取得。やはり代謝がわからないとダメではないかと思い、読んでみました。チンプンカンプンなところもたくさんありましたが、赤筋と白筋など、自分がマラソンしてるときに体内ではどんなことが起こっているのかなどがわかったり、ちょっと寄り道のコーナーで雑学を仕入れられたりと最後まで読めました。本書で紹介されているハーパーの生化学をいつか読んでみたいと思いました。2024/03/01
Gagu
1
教科書の濃縮。特に覚えやすい小ネタがあるわけではないけど、各経路の見直しによし。2021/05/31
H.Yamaguchi
1
試験前になって臨床系で出てくる疾患だとかの原理が気になってしまった。それでも読み通せるほど易しいし、要点を突いているので応用が効く構成。ハーパー読んでみましょうかね…2021/06/06
きのぴ王
0
明らかに名著 生化学の教科書これでいいだろ2024/03/28