集英社コバルト文庫<br> 夢の痕 美濃姫異伝

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集英社コバルト文庫
夢の痕 美濃姫異伝

  • 著者名:藤原眞莉【著】/鳴海ゆき【イラストレーター】
  • 価格 ¥528(本体¥480)
  • 集英社(2020/04発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784086148283

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内容説明

「うつけ」と揶揄されつつも、戦国の世を席巻せんと台頭する織田信長。同盟の証として彼の許に嫁いできたのは、隣国美濃の斎藤道三の娘・胡蝶であった。だが本来輿入りすべきは妹・帰蝶の筈。寡婦として稲葉山城に戻り、最愛の異母兄・義龍と契りを誓いつつも、尾張へと嫁した胡蝶。道三の娘として、兄を想う女として、そして信長の妻として、一人の女の苦悩に満ちた愛が始まろうとしていた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

tom

14
拝借本。私の中の戦国人物像はゲームの無双キャラなので、華奢な濃姫に最後まで馴染めず。これがかかれた当時にそんな言葉はないと思うけど、かなりのヤンデレ。信長はそんな女に惚れたりしないはず。あと利家じゃなくて蘭丸だったら、私の中のほんの少し腐った血がはしゃいだはずだった。2016/02/01

本夜見

12
『帰る日まで』を読んだなら やはり此方も…と再読。何らかの感情が欠けてる様な淡々とした濃姫と、女の情念を粘っこく哀しく感じさせる桂子・紫乃の対比。片方残った妹に異常なまでの執着を見せる龍興の狂気と、女への執着をあまり見せない信長の対比。どちらも極端だな〜。信長が娘を触ろうとして白猫に牽制されるシーンが妙に微笑ましくて好きだったりします(笑)2013/04/07

のんたん

8
ライトノベルと時代小説の間のような作品。信長好きーには堪えられないお話だった(≧∇≦)濃姫ってどうなったんだろうという疑問への一つの答えがあった。それぞれのキャラが立っていて良かった(*^^*)2015/04/12

tomo

8
何年かに読みたくなる作品なんです。最初は昔勤めていた会社の子に借り、2回目は図書館で借り、今回ついに買いました。異伝だけど、この物語が大好きなのです。胡蝶と帰蝶の物語。最後に帰蝶が「信長と生きたい」と自分の意思で決めたシーンは何度読んでも大好きなシーンです。義龍、大嫌いだったけど、今回読んでみて誰よりも妹を愛していたのだなとわかりました。そして桂子や紫乃も女の嫉妬はあるけど、気持ちがわかります。信長と帰蝶の恋はやっぱり最高ですね。2014/01/25

みとん

7
中学生の時に好きだった作者さん。姫神シリーズにハマっていました。図書館の除籍本リサイクルで久々に見かけ、いただいてきてしまいました。織田信長と濃姫の物語。異伝なので、創作も盛りだくさんです。濃姫は美濃から来た姫というネーミングで、元の名前は帰蝶か胡蝶が有力だと。それを踏まえて胡蝶と帰蝶の姉妹が登場のお話でしたが、濃姫がフワフワしていてどちらなのかわからないし、なにやら謎多き姫で、うつけの信長も振り回されている感じでした。私は歴史を小説で学んでいくタイプで、異伝だとヤバいのですが、あとがきでちゃんとお勉強。2019/05/06

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