文学の扉<br> ぼくと母さんのキャラバン

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文学の扉
ぼくと母さんのキャラバン

  • 著者名:柏葉幸子【著】/泉雅史【絵】
  • 価格 ¥1,265(本体¥1,150)
  • 特価 ¥632(本体¥575)
  • 講談社(2020/04発売)
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  • ISBN:9784065186152

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内容説明

ジブリの劇場版アニメ『千と千尋の神隠し』に多大な影響を与えた『霧のむこうのふしぎな町』の著者、柏葉幸子さんの新作ファンタジー!

最近、トモの母さんの様子が、どうもおかしい。いきなり髪をベリーショートにしたり、出不精なのに町のあちこちに出かけていたり、父さんやトモが話かけてもぼんやりしていたり……。
ある夜、のどがかわいたトモが冷蔵庫の牛乳を飲もうとしたら、うしろに母さんより大きなネズミが立っていた! それに、家から母さんがいなくなっている!!
トモたちの暮らす八巻市(やまきし)は、どうやら巨大ネズミやクマやウサギがしゃべる不思議な世界と交差してしまったようだ。そして、母さんはこの世界のラクダのキャラバンを引いて、あるものを日吉山の展望台にとどける約束をしていたのに、ふたつの世界のどこかにまぎれこんでしまったみたい。
トモは、母さんの代わりにキャラバンを引いて、母さんをさがす旅に出ることにした。
【対象:小学上級以上】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

anne@灯れ松明の火

26
新着棚で。大好きな柏葉さんの新作は、袖に「お届け物ファンタジー」とあった。お届け物? それもラクダを使うキャラバン隊? いきなり驚きの連続。まずは、お母さんの様子がおかしくなり、さらには消えてしまう。代わりに現れたのは、巨大なネズミ! ひぇーー! そして、トモは母の代理で、キャラバン隊を率いることに……。不思議すぎる設定の中、わけもわからず引っ張り込まれたトモと一緒に旅した気分。2020/06/08

ぷりけ

16
あまり好みではなかったな。でもお互いを思いやる気持ちは大切。街中にある物って、見てるようで見てないよね。2020/05/30

杏子

14
面白そう!と手に取ったが……ふむ、ピンとこなくて残念。ラクダを引いていくキャラバンというのが、どうして必要なのか?ただ食料を運んでいくと言っても、どうしてそれが必要なのか書いてなくて、ちょっと入り込めなかった。あの世界というのも、ちらっと入り口があっただけで、どういうところが魅力的なのか?想像の余地がなかった。歩くネズミのキャラクターは、インパクトあった。2020/06/08

パット長月

11
よくこんな話を思いつくなあと感心しつつも、著者の作品で多かれ少なれ?あるじーんとくる場面がなぜかなく、また、なぜこんなことが起こっているのかという肝心の部分がどうも説明不足というか、最後までモヤモヤ状態で、もっと長い話の一挿話のような半端さを感じてしまう。時系列的な展開は実に魅力的で、映像化したらなかなかのものだろうなと思えるだけに残念。2023/03/27

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

8
令和6年度4年生ブックトーク授業 長めの本を希望する子が多いクラスなので、いつもは読まないファンタジー的な本を選書しました。『 母さんが変わった?/ 母さんがいない!/ 前殿の世界 / キャラバン、出発!/ 矢坂橋の橋守 / アーケード商店街の主 / キャラバンの卵 / ムカデ姫 / みつ先生 / 橋守たち / 夜明け 』2024/07/10

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