内容説明
自分が不幸な目に遭っている未来が見えて、その通りのことが起きやすいから、常にあらゆる「最悪の事態」を想像している――
……普段からこう思っている人は少なくないと思います。
でも、こうした考えを持っている人の共通点は「いつも憂うつな気分を引きずっている」こと。
たとえば、いつも最悪の事態を想像して行動していると、実際にそれが起きた時の「心の準備」をしている気がしますが、実際には心を余計にすり減らしているだけで何もいいことはありません。
本書では、大人気カウンセラーが憂うつな気分から自分を解放し「今を生きる」ための方法を指南します。
巻頭には本書オリジナル「憂うつ度診断」チェックシート付き!
【著者プロフィール】
大嶋信頼 (おおしま のぶより)
株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役。
米国・私立アズベリー大学心理学部心理学科卒業。
アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックに勤務する傍ら東京都精神医学総合研究所の研修生として依存症に関する対応を学ぶ。
ベストセラーとなった『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』(すばる舎)のほか、『それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?』(青山ライフ出版)、『すごい恋愛ホルモン』(青春出版社)など著書多数。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せっちん
1
そろそろ「キターッ!! ミラーニューロン!!」「キターッ!! 『ビビビ!』!!!」ってプロレスの必殺技みたいに感じ始めたので大嶋ワールド中級者を名乗ってもいいのかもしれない。 「これはナラティブ・アプローチです」としたうえで、今の科学では解明できないところに何かあるかもしれない、と信頼を残すバランス感覚がすき。だって今の科学だけだと救われないんだもの。もちろん、最新の科学に基づいて柔らかく語られたものだという基底があってこその安心感だけど。2022/10/23
リヴァ
1
マイナス思考になった時、破滅的な未来を考えてしまって余計に憂鬱になることがある。反対にハッピーな未来ばかり見ていてもいけない。今この瞬間に集中して、成功している未来の自分に判断を委ねればいいのかなと思った。なんとなくマインドフルネスに通じるものがある気がする。2021/07/22
ゆうせい
1
誰しも自分の未来を悲観的に想像し、憂鬱な気持ちになったり行動ができなくなってしまうことはないか。私達は日頃から未来を想像しそこに思いを馳せることがある。そしてその未来は決して自分にとって都合の良いことばかりではない。そこでマイナスな未来を思い描き憂鬱になったとき、どのように抜け出せばいいのかをこの本には書かれている。私はこの本ででてきた「悟る」という捉え方を行ってみたい。マイナスな未来を想像した時、本当にそうなるってビビるのではなく、「こういう未来もあるんだな」って悟り受け入れることで現実では異なる2020/05/05
kurumi
0
大嶋さんの本はスキでよく読むけど、これはちょっと難しかった。タイムトラベルしてるから?時空のゆがみ?心理学の本じゃなかったのかと思ったが要は、先のことを考えて憂鬱になったらまずそれを受け入れろってことね。未来の自分が回避してくれるからそこにお任せ。ただ、いつもの「今現在」のことなら「あ、変わった!」と分かるけど、未来のことなので、ほんとにそれで大丈夫なのか不安^^;2023/07/09
摩訶不志木
0
なんか途中オカルトというかSFみたいな感じだけど、結局のところは考え方の問題。失敗の未来もたくさんあるけど、成功の未来もあるんだろうなー。2021/08/22