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内容説明
アメリカの大手企業では導入が進み、サントリー、日立製作所、ヤフーなど日本の大企業も取り入れはじめた「ヒューマン・リソース・ビジネス・パートナー（HRBP）」。企業の経営・事業のパートナーとして、経営の観点から人事戦略を構築するという、新しい人事プロフェッショナルのことである。人事担当者が単なる人事のオペレーションを司るだけではなく、人事の目標が会社の目標とマッチするよう、経営幹部とともに戦略的に働く役職のことである。
これからの人事担当者は、経営者にとっての「戦略パートナー」でなくてはならない。「HRBP」の仕事の中でも最も核心部分である組織設計のノウハウを紹介する。
目次
はじめに 日本語版の発刊にあたって
特別対談 ＨＲＢＰとは何か
序 章 アラインメントと組織の多面性
第１章 組織の構造化へのアプローチ
第２章 最適な組織を設計する
第３章 誰をアラインメントプロセスに巻き込むのか？
第４章 人材配置の意思決定
第５章 アラインメントを推進する
第６章 アラインメントによって目標を達成する
第７章 シンプルさと複雑さを受け入れる
第８章 アラインメントのタイミング
終 章 経営にとっての最高の人事になる
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴ
6
本格的なHRBP本ですが、日本における人事の領域を軽く超えているので人事担当者が読んでも、経営者しかできないなぁ・・・みたいな感じがすぐ本かもしれません。 ただ、戦略と組織をどう動かすかという観点では非常によくまとまっているので、HRBPの視点の基礎をキャッチアップする上で良書だと思います。2021/11/20
しょう
1
戦略→能力→選択のアラインメントを念頭に置きながらHRBPの役割を再認識する。戦略には常にトレードオフが付き纏う。社員にどのようなパフォーマンスを上げてもらうことを期待するのか等は結局、戦略実行に必要な組織能力と活動を定義して初めて明らかになる。これらを規定するのは、これから求められる組織能力とこれからの活動である。戦略人事とはいっても、HRBP自身が戦略を構築する必要はない。彼らにこれからの組織能力や活動が何であるかを自ら解を導くように仕向けて行くのが、CAOやHRBPの役割である。2023/10/15
2BO
1
競争優位性に貢献する組織になっているか。 戦略は未来を作るもの。そのための組織になっているか。組織をいじるだけではだめ。6つの側面をアラインメントしていくことが大事。 自分自身が所属している組織での側面からしか物事を捉えてなかったが、俯瞰することで戦略はまわる。2021/09/04
Go Extreme
1
HRBPとは アラインメントと組織の多面性 組織の構造化： ボクソロジー システム全体のアラインメント 最適な組織を設計： ありものの選択肢 戦略に合わせたテイラーメイドデザイン 誰を巻き込むのか 秘密会議 コクリエーション 人材配置の意思決定： 人の名前 適所適材 アラインメント推進： 目先の仕事優先 アラインメントリーダー 目標達成： 売上成長かコスト削減か 資源投入と削減両立 シンプルさと複雑さ： シンプル・複雑さ 複雑さを取り込む タイミング： 一度きり 流動性 最高の人事 変革のパートナーシップ2021/07/21
Terry K
1
「戦略人事」という表題だが、「戦略と組織能力の整合」と題するべき内容（これでは売れないか。。）。「組織は戦略に従う」の原則に忠実に従うべきことの正しさからスタートし、かなりの熱量でその実践方法を展開する。普段ぼやっと考えていることをすっきり整理してくれた感じがして気持ち良い。2020/11/22
