内容説明
「世」という漢字には、30年という意味があります。
いまから30年前、日本のバブルがはじけました。
その30年前は高度経済成長がはじまり、
さらにその30年前は戦争へとつながる満州事変が起きました。
時代は30年ごとに大きな転換点を迎えるのです。
では、令和日本の30年はどうなるのでしょうか？
本書は、これからの30年を
私たち日本人がどう生きるかをテーマにしています。
大事なことは、
いま私たちの周りで何が起きている問題、
これから起こる問題などを正しくとらえることです。
急激な人口減少、大地震や大雨などの自然災害、
中国の台頭による国際関係の変化など、
私たちを取り巻く問題はあまりにも大きく多いです。
それでも、私たちは、働き、生きていくのです。
本書は、若者の未来を拓くために、
問題に目を背けることなく、
これからの時代を生き抜く知恵と知識を語り尽くした、
著者渾身のメッセージです！
目次
はじめに
第１章 いますぐ昭和・平成の成功体験を捨て去れ！
第２章 働き方は自分の意思で決めろ！
第３章 絶望を見据えることでそこに希望の光を発見できる
第４章 避けらない危機の上に日々暮らしていることを忘れるな！
第５章 人口減少社会の真実を直視せよ！
第６章 これからの３０年で日本の周辺で起きること
おわりに
本書でお話をうかがった方々
参考文献
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
97
お年をとられてもやはりよく勉強しているなあとわかります。経済や政治など現代社会についての軽いエッセイという感じです。軽いとはいうものの現代の問題点をよく把握しておられています。他の財界の方や政治家の方(夜の会合には頻繁に出て飲んでばかりで自分たちの権益を守ることしか考えていない)もこれくらい勉強されていればいいと思うことが多々あります。2021/03/16
zoe
18
若者に責任を持たせると成長する。どのように成長するか、アリ→トンボ→人間という段階を踏む（気になる方は是非読んでいただければ）。技術革新だけではイノベーションではなく、消費者の購買意欲を刺激しないといけない。昔からフェイクニュースはあった。しっかりファクトチェックできる世の中にならないといけない。戦争に近づいてはいけない。パンはペンよりも強し。きちんとした仕事に正当な対価を支払う。人口の推移だけは当たる。その他の成長や衰退はあまり当たらない。より良い世界を目指す。日本株式会社で。2024/02/07
spike
3
うーむ、鋭い切れ込みと舌鋒を期待していたのだが（まあそれはあるのだが）論点が期待よりは何かふわっとしているところもあり、？と思いながら読むところもありました。2020/07/12
モビエイト
3
平成からの問題が引き続き令和の時代にも引き継がれている上に今回のようにコロナの問題で新しく出てきた事案もあるので、なかなか大変な時代になったのだと思いました。 丹羽さんは2049年に中国が民主的国家に変わると言われていますが、拡大主義のモラルのない国が少しでもまともな国に変わってほしいと思います。日本は戦争もなく一方的にやられっぱなしな国になるのではとも思いました。2020/05/27
Yasuhiro
2
図書館本2023/07/17
