講談社選書メチエ<br> 「心の哲学」批判序説

個数:1
紙書籍版価格
¥1,925
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

講談社選書メチエ
「心の哲学」批判序説

  • 著者名:佐藤義之【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 講談社(2020/04発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
  • ポイント 425pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065193525

ファイル: /

内容説明

意意識とは何か。いつ、どのように生まれて、何のために存在するのか。
人や動物が生存していくための意識による具体的効果や、その機能とは――?
認知科学、神経科学的の最新成果により、昨今注目を浴びる「心の哲学」を、
あえて、事実性重視の現象学的立場から批判的に検証。
私が「私」を認めるために重要な、「経験する私」の意味、
私の意識の中で「淘汰」され、成長する意識の本質など、
進化論的な視座も踏まえ、「意識の実像」を捉え直す。

目次
第一部 「心の哲学」との対決

序 可能性の議論への違和感
第一章 意識は無用か
第二章 意識の有用性
第三章 心は物質に宿る──スーパーヴィニエンス──
第四章 運命を知りえぬことが、自由を私たちに残さないか
第五章 意識は瞬間ごとに死ぬ?──ひとつの懐疑──
第六章 意識とは誤解の産物である──消去主義の検討──
第七章 「物理世界は完結し、心の働きかけを許さない」と言えるのか

二部 意識は本当はどういうものか

第八章 意識の実像──ふたつの実存とふたつの視覚経路──
第九章 実践的意識が見る世界
結論

目次

第一部 「心の哲学」との対決
序 可能性の議論への違和感
第一章 意識は無用か
(一・一)意識は無用か──リベットの議論
(一・二)ゾンビ論証
(一・三)「擬似ゾンビ」と人間の生存競争
(一・四)意識が行動に影響しないとするとどうなるか
第二章 意識の有用性
(二・一)現象的意識と意志
(二・二)現象的意識の生存上の役割
(二・三)生存上の役割の一例──色──
(二・四)現象的意識を利用した知覚、行動
第三章 心は物質に宿る──スーパーヴィニエンス──
(三・一)スーパーヴィニエンスと心的因果
(三・二)スーパーヴィニエンスと意志の自由
第四章 運命を知りえぬことが、自由を私たちに残さないか
(四・一)どう決定されているか知ることができない
(四・二)進化論上の問題点
第五章 意識は瞬間ごとに死ぬ?──ひとつの懐疑──
(五・一)意識は瞬間ごとに死ぬのか
(五・二)パーフィットの「人格の同一性」
(五・三)関係Rか経験する私か
(五・四)意識が瞬間ごとに死ぬならどうなるか
──実践的問題──
(五・五)意識の「本質」と現実の意識
第六章 意識とは誤解の産物である──消去主義の検討──
(六・一)消去主義
(六・二)消去主義と意味
第七章 「物理世界は完結し、心の働きかけを許さない」と言えるのか
(七・一)進化論的観点から
(七・二)意味と自由
(七・三)自由か必然か

二部 意識は本当はどういうものか
第八章 意識の実像──ふたつの実存とふたつの視覚経路── (八・一)メルロ=ポンティのふたつの実存 (八・二)「自然」とは何か
(八・三)視覚のふたつの経路
(八・四)二経路説と意識論
(八・五)意識の分業と並行活動
(八・六)メルロ=ポンティの実存的意識観の見直し
(八・七)意識は何をしているか
第九章 実践的意識が見る世界
(九・一)知覚的信念
(九・二)実践と知覚
(九・三)クオリアと表象主義
結論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オズ

2
哲学的ゾンビ、ハードプロブレム等。2020/08/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15494415
  • ご注意事項

最近チェックした商品