内容説明
科学的根拠に基づいた、いちばん正しいがんの本! 「抗がん剤治療のパイオニア」「新薬開発の専門家」「医療データ分析の専門家」の3人が、現時点で最も効果が期待できるがんの治療法とは何かを可能な限りやさしく、かつ「トンデモ医療情報」を見分けられるようになるほど詳しく解説。がん解説本の決定版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
17
適切な治療と不適切な治療。うまい言葉に騙されないように。3者の共著というのもいいね。2021/03/01
Iwata Kentaro
15
献本御礼。米国内科専門医資格更新のためにMKSAPという問題集やってますが、一番デキが悪いのがOncologyです。腫瘍の治療は(診断の問題は殆ど出ない)、プロが扱う領域なので素人には手が出ない。また、安易に手を出すべきではない。がんの治療を知りたければがんのプロに聞くのが一番。本書を読めばがんの治療のことは分かります。少なくとも非医療者は他の本を読む必要はまったくないし、むしろ読まないほうがいいとすら思います。繰り返します。がんの治療のことを知りたいのなら、本書「だけ」でいいです。2020/04/13
bfish
11
オーディブル。 本書の中でこの本を「情報のワクチン」とおっしゃっているがまさにその通り。近頃はネットを中心に極端なあおり系の配信などが多くてうんざりするが、様々な情報を整理整頓し正論を丁寧に語ってくれている。内容にインパクトはないが志が素晴らしい。さてそれでも抗がん剤に対してどのスタンスを取るべきか悩む。きっとその時にならないと決められないのだろう。2024/08/18
ほよじー
11
★★★怪しいがん治療法に引っかかる人は多い。「標準治療」こそ最高のがん治療法。「先進医療、治験、代替療法」はまだ効くかどうかわからない未承認の治療法。ナントカ免疫細胞療法など高額な自由診療は医師がやっているのにもかかわらず根拠が乏しい。教育レベルや収入が高い人ほど怪しいがん治療法に騙されやすい。自分は大丈夫という思い込みがあると騙される。2024/03/09
かも
11
★★★★★再現性ある根拠をもとに最高のがん治療=標準治療(保険適用の手術・放射線治療・抗がん剤+緩和ケア)を薦める名著。本書いわく、信頼できる医者の見分け方は標準治療を推奨する&他の医師と治療判断が同じ。トンデモ医療の見分け方は、保険適用外orどのがんにも効くと主張or免疫力アップを訴求or個人の体験談を強調or根拠は細胞実験レベルのデータor予防に効果あるから直るという理屈。がんの専門家は腫瘍内科、がん診療連携拠点病院、日本の承認遅れは0.4年、緩和ケアは延命効果もあるなどは意外だった。2022/09/30
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- 先生のうち、行っていい?ダメでもいくけ…




