マイクロサービスパターン[実践的システムデザインのためのコード解説]

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マイクロサービスパターン[実践的システムデザインのためのコード解説]

  • 著者名:ChrisRichardson/長尾高弘/樽澤広亨
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  • 特価 ¥2,640(本体¥2,400)
  • インプレス(2020/03発売)
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  • ISBN:9784295008583

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内容説明

※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

マイクロサービスは、現在最も注目されるソフトウェアのアーキテクチャスタイルです。巨大なモノリシック(一枚岩)システムを、独立した複数のサービスへと分割することによって、それらのサービスはRESTやメッセージングを介して協業できるようになります。機能別に分割されたサービスはそれぞれ個別に開発/デプロイ/管理され、疎結合となっており、保守性や運用性が飛躍的に向上します。
マイクロサービスは巨大なエンタープライズシステムのモダナイゼーションに役立つアーキテクチャスタイルですが、その実践は簡単なことではありません。本書は、システムのマイクロサービス化の成功に向けた極めて実践的な解説書です。豊富なサンプルコードを示しながら、ストーリー仕立てで具体的な解説を試みます。システムやプロセス間通信の設計や、ビジネスロジックの開発、データの永続化などを解説し、さらにテストやデプロイ、開発プロジェクトのマイクロサービスへの移行などについても考察しています。
マイクロサービスについて詳しく知り、その実現のための具体的な方法を知りたい、開発の失敗を避けるための生きた知識を得たいという方のために、本書はさまざまな知見を提供します。

目次

表紙
サンプル/正誤表/商標など
本書について
本書はどのような人々のために書かれているか
ロードマップ
コードについて
ブックフォーラム
その他のオンラインリソース
著者について
監修者について
訳者について
Chapter 1 モノリシック地獄からの脱出
1.1 ゆっくりとした足取りによるモノリシック地獄への転落
1.2 本書がみなさんにとって意味を持つ理由
1.3 本書で学べること
1.4 マイクロサービスアーキテクチャで状況打開
1.5 マイクロサービスアーキテクチャの利点と欠点
1.6 マイクロサービスアーキテクチャのパターン言語
1.7 マイクロサービスを越えて: プロセスと組織
1.8 まとめ
Chapter 2 サービスへの分割
2.1 マイクロサービスアーキテクチャとは正確なところ何なのか
2.2 マイクロサービスアーキテクチャの定義の方法
2.3 まとめ
Chapter 3 マイクロサービスアーキテクチャで使われるプロセス間通信
3.1 マイクロサービスアーキテクチャにおけるプロセス間通信の概要
3.2 同期的なリモートプロシージャ呼び出しパターンを使った通信
3.3 非同期的メッセージングパターンを使った通信
3.4 可用性向上のための非同期メッセージング
3.5 まとめ
Chapter 4 サーガによるトランザクションの管理
4.1 マルチサービスアーキテクチャにおけるトランザクション管理
4.2 サーガのコーディネート
4.3 分離性の欠如への対処方法
4.4 オーダーサービスとCreate Order Sagaの設計
4.5 まとめ
Chapter 5 マイクロサービスアーキテクチャにおけるビジネスロジックの設計
5.1 ビジネスロジック構成パターン
5.2 DDDのAggregateパターンを使ったドメインモデルの設計
5.3 ドメインイベントのパブリッシュ
5.4 キッチンサービスのビジネスロジック
5.5 オーダーサービスのビジネスロジック
5.6 まとめ
Chapter 6 イベントソーシングを使ったビジネスロジックの開発
6.1 イベントソーシングを使ったビジネスロジックの開発
6.2 イベントストアの実装方法
6.3 サーガとイベントソーシングの併用
6.4 まとめ
Chapter 7 マイクロサービスアーキテクチャでのクエリーの実装
7.1 〈API composition〉パターンを使ったクエリー
7.2 〈CQRS〉パターンを使ったクエリー
7.3 CQRSビューの設計
7.4 AWS DynamoDBによるCQRSビューの実装
7.5 まとめ
Chapter 8 外部APIパターン
8.1 外部APIを設計するときの問題点
8.2 〈APIゲートウェイ〉パターン
8.3 APIゲートウェイの実装
8.4 まとめ
Chapter 9 マイクロサービスのテスト(前編)
9.1 マイクロサービスアーキテクチャのテスト戦略
9.2 サービスのユニットテストの開発
9.3 まとめ
Chapter 10 マイクロサービスのテスト(後編)
10.1 統合テストの開発
10.2 コンポーネントテストの開発
10.3 エンドツーエンドテストの開発
10.4 まとめ
Chapter 11 本番環境に耐えられるサービスの開発
11.1 セキュアなサービスの開発
11.2 設定可能なサービスの設計
11.3 可観測性を備えたサービスの設計
11.4 〈Microservice chassis〉パターンを使ったサービスの開発
11.5 まとめ
Chapter 12 マイクロサービスのデプロイ
12.1 〈Language-specific packaging format〉パターンによるサービスのデプロイ
12.2 〈Service as a VM〉パターンによるサービスのデプロイ
12.3 〈Service as a container〉パターンによるサービスのデプロイ
12.4 KubernetesによるFTGOアプリケーションのデプロイ
12.5 〈Serverless deployment〉パターンを使ったサービスのデプロイ
12.6 AWS LambdaとAWS API Gatewayを使ったRestfulサービスのデプロイ
12.7 まとめ
Chapter 13 マイクロサービスのリファクタリング
13.1 マイクロサービスへのリファクタリングの概要
13.2 モノリスをマイクロサービスに移行させるための方法
13.3 サービスとモノリスの連携方法の設計
13.4 新機能をサービスとして実装する:配達ミスの処理
13.5 モノリスの分解:配達管理の抽出
13.6 まとめ
索引
奥付

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

momotaro98

2
マイクロサービスで開発運用するにあたり今知っておきたい設計パターンが一応網羅されていました。抽象的な部分は良いとして、実装がJVMベースで進むため、Goで作ってる身としては物足りない部分も。サーガ、アグリゲート、イベントソーシングのパターンが本書の目玉だと思うが、現実的に実現可能なのかは不安。外部API、テスト、デプロイに関しては特に本書ならではの目新しいことは特に書かれていなかった。2020/09/02

かずや

1
使う機会はないかもしれないけど、興味があるので読んでみた。メリットはりかいするものの、サーガの仕組みでげんなりした。 sagaよりもkarmaって感じがする。なんとなくだけど。2022/11/22

Shotaro Tsuji

0
マイクロサービスで事業をやっていきたかったら、データベースを中心にコンピュータサイエンスを習得していて、ドメインモデリングができるほどプログラミングが熟達している人材を揃えないといけないことはわかる。2024/09/10

sinh

0
マイクロサービスについて、具体例を含めた幅広い内容を紹介している。 コードと図も多くあるので理解しやすい。 章の最初に「まずXX,次にXX,最後にXX」と書かれているので説明の流れが分かりやすい。 コードはJavaなのでJavaが読めたほうが良い。 Java以外でDynamoDB,Lambda,Spring Cloud Contractなどを使った説明もあり、その部分は流し読みした。 著者が作成したEventuateフレームワークというライブラリも使われており情報が少ないのでそこはマイナスだった。2024/05/16

たった

0
勝手にチョコレート本と呼んでいる。教科書的に読むとマイクロサービスにおいて気をつけるべきエッセンスが分かる。

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